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48 言えなかった事
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金曜日──例のドタバタの後、和馬と一緒にお昼を過ごしたが私は上の空だった。当然、和馬は理由を聞いてくる。かろうじて和馬の華麗なるターン(?)によって助けられた私は、取り乱す事もなくまとめて和馬に説明をする事が出来た。
それでも──心の内を言えたのは半分だけだった。
私が考えた企画が池谷課長にバレ、仕上がりを褒められはしたものの……発表する事はないと言われた事。そして、暗に内勤営業として尽くす様に……つまり表に出張ってくるなと、念を押された事。
『池谷課長って男尊女卑の隠れキャラ』だった事を、言葉を濁して和馬に話した。
すると和馬は眉を下げた。やはり和馬は気がついていたのだ。随分前から池谷課長の考え方に。
「……分かりにくいよな。あけすけに言うのが良いとは思わないけど。俺も二課の時にはもしかして……ぐらいで。一課に来てからそれとなく理解したって感じさ。良い事じゃないけど、社内には結構いるよ。ああいう人」
和馬は両手を頭の後ろに回し、二人で作ったお弁当箱を見つめた。
和馬曰く、四十代以降は特に多いと思うそうだ。子供の頃の教育が変わりつつあるから、若者との差はあるだろうと。時代だけのせいには出来ないけれども、その年代はまさに上司に上り詰めている年代だから悩ましいとも。
「例えば偉い人……上の人から怒られて、指摘されて、ペナルティーがあったとしても、性格は変えられないだろ? 人は自分で変わろうとしないと、変われないんだ。ま、食おうぜ」
和馬が真剣な顔をしてそう呟く。
その視線の先には、お弁当箱のハンバーグを綺麗に箸で一口大に切っていた。
(そんな考え方でも上司に立たせておくのは、それ以外何の問題もないからって事か)
私もそれ以外、池谷課長はやっぱり凄い、尊敬すると思う。彼こそ二課をまとめる人だと思う気持ちは変わらない。
「だよね……」
私もごはんをお箸で掬って一口含み咀嚼する。口にごはんを含んでしまえば口を開かなくても良いからだ。俯く私がひどく落胆していると思ったのだろう。和馬は、私の頭をポンポンと撫でる様に叩いた。
全てを分かっていると言わんばかりの優しさが心に染みていく。和馬はそれ以上私に話を聞いてこなかった。
私は……池谷課長が百瀬さんと付き合っている様だとは言えなかった。少しは池谷課長に恋心に近い憧れの気持ちが少しはあったと思うからだ。その気持ちはとても複雑なものだ。
(失恋とかそう言う感じじゃないのよね。良いな……と思っていた人が、予想外の人と付き合っていると思うとモヤッとするっていう。百瀬さんなんて私とは真逆のタイプだし。とか考えている時点で感じが悪いわよね私も。やっぱり……百瀬さんの様な感じの女性が好きなのねって思うとさ。和馬には前から『池谷課長を好きなのか?』って指摘されていたし)
池谷課長が隠れ男尊女卑だった事よりも、百瀬さんと付き合っている事にショックを受けたとは言えない。それどころか、和馬にそんな私の気持ちを知られて、離れていってしまう事が今の私にはとても私には怖いと思えた。
(怖いって。それでは私が和馬を必要としているみたいじゃないのよ)
実際、和馬が私に求めているものが分からない。お弁当なのか、快適な狭い居住なのか、エッチなのか。沢山の女性に囲まれる和馬はそんな事でつられたりしないはずなのに。
それなのに和馬は、私に優しくしてくれる。夜のお味噌汁も今も。どうしてそんな事をしてくれるのか全く分からない。
この関係が始まる時に私は取り返しがつかない事になるから──と、言った事を思い出す。なのに和馬は確かこう答えた。
『こうしよう。お前が俺を好きになればいいんだ』
(そうなってしまったら困るのは和馬じゃなかった。私よね……私みたいな普通以下の女子に好かれても、和馬は飽きたら去っていくはずだ)
私には何もない。誰も見ていてくれないのだと──嫌というほど理解した金曜日。
私はひどく心のバランスの悪い状態だった。背中を押されたら、奈落の底に叩きつけられる寸前だった。
◇◆◇
「んんっ! そういえばさ、例のフュテュールモバイルのえーとヤマギシだっけ」
「あ……」
和馬に尋ねられて私はハッと現実に戻る。顔を上げるとパタパタと赤くなった顔を仰ぐ和馬がいた。和馬もなかなか頬の熱が引かなくて違う世界に行っていた様だ。
(そうやって色んな顔を見せてくれる様になったね。和馬も)
可愛い顔をする和馬をまぶしく見つめる。
「で? どうだったんだ。佐藤に聞いたんだろ。何の用だったんだ?」
和馬は私をじっと見つめて小さく首を傾けて尋ねて来た。
「佐藤くんに架かってきた電話の件よね……それがね」
私は溜め息を一つついた。
色んな事がありすぎた金曜日の午前中だったが、午後からようやく佐藤くんが捕まり尋ねる事が出来た。そもそもメールを送っているのに無反応って失礼だ。隣で市原くんも一緒に話を聞いてくれた。
しかし、返事があまりにもアレで目を点にするしかなかった。
── あーすんませんー。俺、携帯電話の料金滞納していてー。それで電話があったんすよ~俺から架けときました ──
後頭部をポリポリかきながら笑う佐藤くんに市原くんが憤慨し、社会人としてありえない──と、ひどく怒っていた。
「って、事なの」
私が当時の佐藤くんの台詞を真似て伝えると、和馬が市原くんと同じ様に大きく口を開けて目一杯息を吸い込んだ。それから──
「はぁ?! 何だよそりゃ。ふざけた回答だな。市原は我慢出来たな感心する。俺なら怒鳴ってるぞ」
「そう言うけど、結構温厚な市原くんなのに怖い顔をしていたよ。にしてもさ、最近そんな督促の電話なんてしてくるもんなのかな。しかも会社にまでしてくるの?」
どれだけ滞納しているのだろう。腑に落ちなくて私は一人事の様にブツブツ呟く。ここが和馬の実家玄関に続く道だという事は理解していたけど、思わず二人で話し込んでしまう。
「やっぱり変だな佐藤のやつ」
「そうなのよね。そんな携帯料金滞納で会社に電話ってありえるのかしら。あっ、もしかして借金関係とか?」
「借金って……話が飛ぶな」
「そうよね飛びすぎよね……あっ!」
「何だよ?」
「もしかして、取り立てが会社まで来るぞ! っていう隠語が携帯電話会社の名前とか?」
私は真剣に話をしているつもりだったが、和馬が吹き出していた。
「ブハッ。何だそりゃ。どうしてそんな話になるんだ。それは隠語に使われるフュテュールモバイルに失礼だろ」
「そっか……うーん」
(それなら一体何なのよ。佐藤くんに電話って)
私がうんうん唸っていると突然後ろから抱きしめられる。私の胸の前で回された腕を見て私は小さく飛び上がった。
「ヒッ!」
「あっ!」
私の悲鳴と和馬の声が重なった後、後ろで声が聞こえた。
「フュテュールモバイルがどうしたの? 俺、知ってる女の子がいるけど。知りたい事があるなら聞いておいてあげようか? 直原さん。顔だけの和馬の恋人になってくれるなんて、兄貴として嬉しい限りだよ」
振り向くと私に抱きついているのは、大人っぽい香水の香りがする男性だった。
和馬と同じ身長、百八十センチ近くで甘いマスク。少し襟足が長めの髪で、長い前髪。ソフトブラウンの髪の毛は流れる様にセットされていた。
振り向けば白い歯を見せて微笑まれて私は目を丸くしてしまった。私が知っている限り、この笑顔で微笑まれたら黄色い声が女性社員から上がる。
抱きついてきた男性は、和馬のお兄さん。次男の桂馬さんだった。
それでも──心の内を言えたのは半分だけだった。
私が考えた企画が池谷課長にバレ、仕上がりを褒められはしたものの……発表する事はないと言われた事。そして、暗に内勤営業として尽くす様に……つまり表に出張ってくるなと、念を押された事。
『池谷課長って男尊女卑の隠れキャラ』だった事を、言葉を濁して和馬に話した。
すると和馬は眉を下げた。やはり和馬は気がついていたのだ。随分前から池谷課長の考え方に。
「……分かりにくいよな。あけすけに言うのが良いとは思わないけど。俺も二課の時にはもしかして……ぐらいで。一課に来てからそれとなく理解したって感じさ。良い事じゃないけど、社内には結構いるよ。ああいう人」
和馬は両手を頭の後ろに回し、二人で作ったお弁当箱を見つめた。
和馬曰く、四十代以降は特に多いと思うそうだ。子供の頃の教育が変わりつつあるから、若者との差はあるだろうと。時代だけのせいには出来ないけれども、その年代はまさに上司に上り詰めている年代だから悩ましいとも。
「例えば偉い人……上の人から怒られて、指摘されて、ペナルティーがあったとしても、性格は変えられないだろ? 人は自分で変わろうとしないと、変われないんだ。ま、食おうぜ」
和馬が真剣な顔をしてそう呟く。
その視線の先には、お弁当箱のハンバーグを綺麗に箸で一口大に切っていた。
(そんな考え方でも上司に立たせておくのは、それ以外何の問題もないからって事か)
私もそれ以外、池谷課長はやっぱり凄い、尊敬すると思う。彼こそ二課をまとめる人だと思う気持ちは変わらない。
「だよね……」
私もごはんをお箸で掬って一口含み咀嚼する。口にごはんを含んでしまえば口を開かなくても良いからだ。俯く私がひどく落胆していると思ったのだろう。和馬は、私の頭をポンポンと撫でる様に叩いた。
全てを分かっていると言わんばかりの優しさが心に染みていく。和馬はそれ以上私に話を聞いてこなかった。
私は……池谷課長が百瀬さんと付き合っている様だとは言えなかった。少しは池谷課長に恋心に近い憧れの気持ちが少しはあったと思うからだ。その気持ちはとても複雑なものだ。
(失恋とかそう言う感じじゃないのよね。良いな……と思っていた人が、予想外の人と付き合っていると思うとモヤッとするっていう。百瀬さんなんて私とは真逆のタイプだし。とか考えている時点で感じが悪いわよね私も。やっぱり……百瀬さんの様な感じの女性が好きなのねって思うとさ。和馬には前から『池谷課長を好きなのか?』って指摘されていたし)
池谷課長が隠れ男尊女卑だった事よりも、百瀬さんと付き合っている事にショックを受けたとは言えない。それどころか、和馬にそんな私の気持ちを知られて、離れていってしまう事が今の私にはとても私には怖いと思えた。
(怖いって。それでは私が和馬を必要としているみたいじゃないのよ)
実際、和馬が私に求めているものが分からない。お弁当なのか、快適な狭い居住なのか、エッチなのか。沢山の女性に囲まれる和馬はそんな事でつられたりしないはずなのに。
それなのに和馬は、私に優しくしてくれる。夜のお味噌汁も今も。どうしてそんな事をしてくれるのか全く分からない。
この関係が始まる時に私は取り返しがつかない事になるから──と、言った事を思い出す。なのに和馬は確かこう答えた。
『こうしよう。お前が俺を好きになればいいんだ』
(そうなってしまったら困るのは和馬じゃなかった。私よね……私みたいな普通以下の女子に好かれても、和馬は飽きたら去っていくはずだ)
私には何もない。誰も見ていてくれないのだと──嫌というほど理解した金曜日。
私はひどく心のバランスの悪い状態だった。背中を押されたら、奈落の底に叩きつけられる寸前だった。
◇◆◇
「んんっ! そういえばさ、例のフュテュールモバイルのえーとヤマギシだっけ」
「あ……」
和馬に尋ねられて私はハッと現実に戻る。顔を上げるとパタパタと赤くなった顔を仰ぐ和馬がいた。和馬もなかなか頬の熱が引かなくて違う世界に行っていた様だ。
(そうやって色んな顔を見せてくれる様になったね。和馬も)
可愛い顔をする和馬をまぶしく見つめる。
「で? どうだったんだ。佐藤に聞いたんだろ。何の用だったんだ?」
和馬は私をじっと見つめて小さく首を傾けて尋ねて来た。
「佐藤くんに架かってきた電話の件よね……それがね」
私は溜め息を一つついた。
色んな事がありすぎた金曜日の午前中だったが、午後からようやく佐藤くんが捕まり尋ねる事が出来た。そもそもメールを送っているのに無反応って失礼だ。隣で市原くんも一緒に話を聞いてくれた。
しかし、返事があまりにもアレで目を点にするしかなかった。
── あーすんませんー。俺、携帯電話の料金滞納していてー。それで電話があったんすよ~俺から架けときました ──
後頭部をポリポリかきながら笑う佐藤くんに市原くんが憤慨し、社会人としてありえない──と、ひどく怒っていた。
「って、事なの」
私が当時の佐藤くんの台詞を真似て伝えると、和馬が市原くんと同じ様に大きく口を開けて目一杯息を吸い込んだ。それから──
「はぁ?! 何だよそりゃ。ふざけた回答だな。市原は我慢出来たな感心する。俺なら怒鳴ってるぞ」
「そう言うけど、結構温厚な市原くんなのに怖い顔をしていたよ。にしてもさ、最近そんな督促の電話なんてしてくるもんなのかな。しかも会社にまでしてくるの?」
どれだけ滞納しているのだろう。腑に落ちなくて私は一人事の様にブツブツ呟く。ここが和馬の実家玄関に続く道だという事は理解していたけど、思わず二人で話し込んでしまう。
「やっぱり変だな佐藤のやつ」
「そうなのよね。そんな携帯料金滞納で会社に電話ってありえるのかしら。あっ、もしかして借金関係とか?」
「借金って……話が飛ぶな」
「そうよね飛びすぎよね……あっ!」
「何だよ?」
「もしかして、取り立てが会社まで来るぞ! っていう隠語が携帯電話会社の名前とか?」
私は真剣に話をしているつもりだったが、和馬が吹き出していた。
「ブハッ。何だそりゃ。どうしてそんな話になるんだ。それは隠語に使われるフュテュールモバイルに失礼だろ」
「そっか……うーん」
(それなら一体何なのよ。佐藤くんに電話って)
私がうんうん唸っていると突然後ろから抱きしめられる。私の胸の前で回された腕を見て私は小さく飛び上がった。
「ヒッ!」
「あっ!」
私の悲鳴と和馬の声が重なった後、後ろで声が聞こえた。
「フュテュールモバイルがどうしたの? 俺、知ってる女の子がいるけど。知りたい事があるなら聞いておいてあげようか? 直原さん。顔だけの和馬の恋人になってくれるなんて、兄貴として嬉しい限りだよ」
振り向くと私に抱きついているのは、大人っぽい香水の香りがする男性だった。
和馬と同じ身長、百八十センチ近くで甘いマスク。少し襟足が長めの髪で、長い前髪。ソフトブラウンの髪の毛は流れる様にセットされていた。
振り向けば白い歯を見せて微笑まれて私は目を丸くしてしまった。私が知っている限り、この笑顔で微笑まれたら黄色い声が女性社員から上がる。
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