たとえ空がくずれおちても
現在の同僚であり、かつては同級生だった梨菜に降りかかるいじめと向き合いながら、遥花は自分自身の姿も見詰め直していく。
名作映画と祖母の面影を背景に、仕事も恋も人間関係もうまくいかない遥花が、高校時代をやり直しながら再び成長していくお話。
※表紙絵はSNC*さん(@MamakiraSnc)にお願いして描いていただきました。
※作中で名作映画のあらすじなどを簡単に説明しますので、未視聴の方にはネタバレになる箇所もあります。
めっちゃ良かった〜!!
一気読みしました。
大人として、かつて高校生だった身として、心情が分かることもそうでないことも。
梨奈がイケててかっこいい。
遥花も真面目で一生懸命で、好き!
坂詰さんが仲良しにならないとこも良かった(笑)
そして……楠原くん!! 美味しい!!
おばあちゃんも!!
映画が次々に出てきて、観たくなりました(笑)
真正面から他者と向き合うことは、勉強するより何倍も気力が要る。それを逃げることなく立ち向かった遥花だから、二度目の青春はこんなにも中身の詰まったものになったんですね。
表面上だけじゃない、中身のある友情。こんな学生生活送ってみたかったなと羨ましく眩しく感じました。
けっこうぐさぐさくるものか多かったのですが、個人的にぐさっときたのは、遥花が彼女へのいじめに気付いてなかったという序盤の描写です。
気付いてないのは一種の免罪符だって心のどこかで感じてる、その感覚に覚えがありすぎてめちゃくちゃ刺さりました。いや、免罪符だなんてどこにも書いてないのですか、そんな風に感じ取りました。
自分の心持ち次第では視野をいくらも広げられますから…そしてそれを実際に実行し、○の中だけど二度目の青春をしっかりやり直せた遥花はかっこよかったです。
終盤の怒涛の種明かしも迫力あって引き込まれました。そしてラスト、ああ今までのやり直しにはちゃんと意味があったんだな…と感じられてぐっときました。楠原くんの存在も切ない余韻で素晴らしかったです。
長くなりましたがが、素敵な物語をありがとうございました。
最後まで読了しました。
梨菜をいじめから守るだけでなく、家族や他の友人との関係を見直すまでに至る心情の変化、『優等生さま』からの脱却が繊細かつ丁寧に描かれており、お話にどんどん引き込まれてしまいました。
また、主人公側だけでなくいじめグループの子達についても、(いじめ自体は許されざることだし身勝手であるのは前提で)「気持ちは分からなくもない」と思わせられました。
随所に挟まれる名作映画の台詞や音楽が場面に彩りを添え、物語をより面白く引き立てているのもにくいところです。
素敵なお話をありがとうございました。
完結おめでとうございます。また、執筆お疲れさまでした。
優等生なだけだった主人公、序盤では悪意を向けてくるばかりだった梨奈、嫌うしかなかった父親、完璧な人と思えた祖母。
「もう一度」を経ることにより、皆のそれまで見えなかった一面が浮かび上がってきて、ひとりの人間がいい面も悪い面も備え合わせているという事実を痛感させられる物語でした。
家族睦まじい最終話の写真は、決めつけや思い込みの生んだ齟齬が晴れ、未来が幸いに彩られることの象徴めいて感じます。
梨奈とのつながりや新たな観点が不可思議にも今へ続いたように。
たとえ空がくずれおちてきても、誰も気に留めないような歴史の1ページであったとしても、必ずそこに残るものがある。
彼女に残留した図書室のイメージはこのひとつの証左でありましょう。
夢の中で傍らに立つ彼が、それを賛辞として受け取ってくれることを願うばかりです。
最後まで拝読しました。
冒頭のチクチクした梨菜ちゃんのトゲトゲを日下さんが優しく抜いていくお話なのかなと思っていましたが、結構踏み込んでグイッと抜いていくのでそうそう、確執ってそれくらいやんないとな!って爽快&説得力がありました。
やろうって決めた人って強いなぁと勇気を貰える物語の引力と優しさが好きです。
テンポも悩みと決断の間が良くてストーリーに没頭できました。
おばあちゃんにはビックリしました。おばあちゃんってそういうところありますよね。
ラストに関して、記憶がない状況から梨菜との関係へ飛び込んでいくところ、じゃああの夢の意味は?と思わせず、言葉の投げ方や受け取り方の中で、あの夢の意味は確かにあったとキラキラ光る欠片たちが読者にだけ見えるのが素敵でした。
完結おめでとうございます&お疲れさまでした。
やり直すのは、あくまでも「自分」なんですね。いろんな時間を積み重ねてきた、現在の、自分。この展開がとても気持ちいい!
お手伝いに徹したおばあちゃん達の心意気も、それに応えた、そしてこれから応えようとする遥花さんも素敵です。
この二人ならきっと良い未来を築くことができる、と確信しています。素敵な物語をありがとうございました!
完結お疲れ様でした。
きっと莉菜の方でも同じ夢を見て、忘れて、それでも心の底に残っているのかと……。なぜか残ってる着信履歴は、おばあちゃんと彼の計らいなのでしょうね。
ふたりが新しい道を歩み始めることを願っております。
!?!!!(第九章3読了しました)
どうなるんだろう、と冒頭から引き込まれ、友情をはぐくむ彼女達の様子にほのぼのほっこりしたあとで、第六章第七章とハラハラしながら読んで、ホッとしたまもなく、この展開! 本当に目が離せません。
続きも楽しみにしておりますー!
生まれたての小鹿、な莉菜も可愛いですね(ノ´∀`*)
数で勝てるあたり、いじめって本当に卑劣で陰湿な構図なのだな、と……。
良い子であることをやめた遥花の成長が目覚ましく、人との関係で踏み込むためには悪いことをする覚悟・嫌われる覚悟も必要なのだとしみじみ感じます。夜の学校で何を企んでいるのか、引き続き楽しみにしております。
前半部分、>私の友人の美玖と鞠絵 のところ、ルビの設定にミスがあるようです。ご確認くださいませ。
冒頭の日下さんからみるみるパワフルになっていくところが好きです。一つ一つ丁寧に目の前の問題に取り組んでいくところ、本人はこう言われるのを嫌がっているけど「いい子」の部分が問題を見つけて、それから内に秘めた「いい奴」(「いい奴」も日下さん的には駄目な言い方なんだろうか「ナイスガイ」とかは?)が解決しているように見えます。殻を破ってどんどん軽やかになっている様子が見ていて気持ちいいです。
名前を忘れちゃっていた二人の友達が凄い素敵で、日下さんが如何に学生生活を無難に生きていたのかが分かります。でもそれは二人も同じだと思う。
陰湿な執着に、日下さんがどうやり返すのか、そうなったらどうなるのか、続きを待ってます。
「しあわせな休日」まで拝読しました。
コンクリートのように息苦しい人間模様からスタートし、思いがけない事柄を経て、過去とは大きく全てが変化していく。明るく開けていくさまを、とても微笑ましく思います。
当初はタイトルコールが梨奈の口から為されるのに意外を覚えましたが、現状を眺めればさもありなんの心地です。
それだけに、今回垣間見えたふたりのすれ違いにはハラハラ気味。
彼女たちが、後悔のない選択と未来を歩めますように!
前話の引きで、これで拒絶されたら遥花の心が折れてしまう……! と心配だったのですが、ツンツンながら梨菜も手を伸ばしてくれてほっとしました。そうそう、ちゃんと本当の姿が見えていないのは梨菜の方も、な訳で……ぎこちないならも、確実に前とは違うルートを歩み始めている遥花を応援しております。
高校時代にクラスの中でのいじめに気付かなかったことが遠因で、今の生活をじわじわと侵害されるという心の痛む出だし。ループものというと未来を先に知ってることで少しだけうまく立ち回ったり、自分のうまくいかなかったことへの思いを叶えるような展開がアリがちなのですが、この物語は無自覚の罪を償う旅、ということになるのでしょうか。
どうしてそんなことを、なぜ自分が、と、ともすれば考えてしまいがちだけど、ここで祖母との再会の嬉しさが心の殻を融かしてくれるきっかけになっているのですね。
さて遥花は梨奈の辛さに"STAND BY"していけるのでしょうか。紆余曲折ありそうですが、この先が楽しみです。
とても生真面目にまっすぐ、逃げない姿勢で志された物語で背筋が伸びます。応援してます。
いやいや、業務上ミスが起こりかねない状況は是正して欲しいもの……!
本人視点で何もないけれど……というところ、大いに心当たりがあって胸が痛いです。でも、中々気づけないものなんですよねえ。
気が強そうな莉菜がいじめの標的になってしまった経緯も気になりつつ、続きを楽しみにしております。
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