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春紫苑くんのお手伝い
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今回健全です
前回ッ!!
春紫苑を焦らしまくって遊んでたらベッドが浸水しました。
「春紫苑くん、そっち側持っててねー。」
「は…はーい…」
翌朝、庭でベッドのマットとシーツを干していた。自分で出したものを人に洗ってもらってるのってどんな感情なんだろう。
まぁ子供だからお漏らしとかそんな感覚でいいんじゃないかな。
「春紫苑くん気にしてる?大丈夫だよ?」
「うぅ…ごめんなさい…僕がびっちゃびちゃに…」
「大丈夫だよ。ペットシート買ってくるから。今度からはもっとびしょびしょにしようね。」
「え!?あ…あれ以上はもう……あでも…はい…」
嫌がってないみたいでよかった。
「なぁ春紫苑くん。」
「…、あ、はい!!」
「君、一応性奴隷として買ったわけだけど…なんか家事とかできる?その…あいつになにか教わった?」
「あいつ…?トレナさんですか?」
トレナはあの商人の名前だ。
あいつは奴隷の調教が上手く、みんなから信頼されている。
あと、俺の住んでるとこは奴隷制度があるため、お金がない人や魔獣や獣人などは普通に身売りしている。
「あぁそう。で、なにか教えてもらったりした?」
「うーん………あ!ご主人様が僕より先に死んじゃったら自害しろって教わりました!!」
ドヤ顔でそんなこと言わないでくれ…
てかこいつ死なないんじゃなかったっけ…
もうちょっと家事とか…いや家事がそもそも分かってないとか。
「春紫苑くん、親御さんっていたのかな…?」
そう言った途端春紫苑くんの顔が青ざめた。
「や…やだ…あ…あんなとこには戻りたくない…やだやだ…思い出すのもやだ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…」
あーやばい聞いちゃいけないこと聞いたなこれ。
「あっ、な…なんでもない!!春紫苑くん!ね!!?じゃ、じゃあ一緒にアップルパイでも作ろう!?ね!!」
「…アップルパイ…?って…なんですか…?ひょっとして…おっ…」
「違う!」
春紫苑がなんか言おうとしたけどとりあえず阻止する。
家事はまぁ…料理が最初だろ。わからんけど。
俺も昔は料理から始めたなぁと思いつつ庭からキッチンに向かい、包丁とりんごを春紫苑に渡す。
「…?えっと…最後の晩餐ですか…?昼なのに…」
「違うよ。りんごをね、こうやって切ってくれる?」
この子…1発ギャグとか得意そうだなぁ。
そう思いながらお手本を見せると、春紫苑は目を輝かせた。
「わぁぁすごい!!りんごがちっちゃくなってますよ!!僕できるかな…あっ…」
りんごがザクッと真っ二つに切れる。そして春紫苑の指にも切り傷ができる。
「い、痛い!!ご主人様僕死ぬのどうしよう!!?」
指が切れて号泣する春紫苑を落ち着かせながら思う。
これは…アップルパイはまだ早いかもしれない。包丁の使い方から教えよう。
前回ッ!!
春紫苑を焦らしまくって遊んでたらベッドが浸水しました。
「春紫苑くん、そっち側持っててねー。」
「は…はーい…」
翌朝、庭でベッドのマットとシーツを干していた。自分で出したものを人に洗ってもらってるのってどんな感情なんだろう。
まぁ子供だからお漏らしとかそんな感覚でいいんじゃないかな。
「春紫苑くん気にしてる?大丈夫だよ?」
「うぅ…ごめんなさい…僕がびっちゃびちゃに…」
「大丈夫だよ。ペットシート買ってくるから。今度からはもっとびしょびしょにしようね。」
「え!?あ…あれ以上はもう……あでも…はい…」
嫌がってないみたいでよかった。
「なぁ春紫苑くん。」
「…、あ、はい!!」
「君、一応性奴隷として買ったわけだけど…なんか家事とかできる?その…あいつになにか教わった?」
「あいつ…?トレナさんですか?」
トレナはあの商人の名前だ。
あいつは奴隷の調教が上手く、みんなから信頼されている。
あと、俺の住んでるとこは奴隷制度があるため、お金がない人や魔獣や獣人などは普通に身売りしている。
「あぁそう。で、なにか教えてもらったりした?」
「うーん………あ!ご主人様が僕より先に死んじゃったら自害しろって教わりました!!」
ドヤ顔でそんなこと言わないでくれ…
てかこいつ死なないんじゃなかったっけ…
もうちょっと家事とか…いや家事がそもそも分かってないとか。
「春紫苑くん、親御さんっていたのかな…?」
そう言った途端春紫苑くんの顔が青ざめた。
「や…やだ…あ…あんなとこには戻りたくない…やだやだ…思い出すのもやだ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…」
あーやばい聞いちゃいけないこと聞いたなこれ。
「あっ、な…なんでもない!!春紫苑くん!ね!!?じゃ、じゃあ一緒にアップルパイでも作ろう!?ね!!」
「…アップルパイ…?って…なんですか…?ひょっとして…おっ…」
「違う!」
春紫苑がなんか言おうとしたけどとりあえず阻止する。
家事はまぁ…料理が最初だろ。わからんけど。
俺も昔は料理から始めたなぁと思いつつ庭からキッチンに向かい、包丁とりんごを春紫苑に渡す。
「…?えっと…最後の晩餐ですか…?昼なのに…」
「違うよ。りんごをね、こうやって切ってくれる?」
この子…1発ギャグとか得意そうだなぁ。
そう思いながらお手本を見せると、春紫苑は目を輝かせた。
「わぁぁすごい!!りんごがちっちゃくなってますよ!!僕できるかな…あっ…」
りんごがザクッと真っ二つに切れる。そして春紫苑の指にも切り傷ができる。
「い、痛い!!ご主人様僕死ぬのどうしよう!!?」
指が切れて号泣する春紫苑を落ち着かせながら思う。
これは…アップルパイはまだ早いかもしれない。包丁の使い方から教えよう。
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