偽物の恋

一回抱いた女とは二度目はない!
男としては誰でも言いたい台詞を堂々と言ってのける
先輩は毎日のように女性に告白されてうんざりしていた。

そこに「僕も先輩と付き合いたい」と後輩の男子生徒が
名乗りを挙げた。

「もちろん先輩が卒業するまででいいので、恋人のふり
 をしませんか?」との提案だった。

明るくて可愛い子犬のような後輩に考える間もなく即答。
その日より、付き合う事を宣言することになった。

本気か?ただの冗談か?
歪な後輩との関係にお互いの距離が縮まる。
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