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オーディアル公は、ぎりぎり紳士としての沽券を保った。
どさくさ紛れに距離を詰めて、流されるままにくちづけまでされてしまったけれど、舌を突っ込んでくることはなかったのだ。
もちろん、期待していたのではない。絶対に、ない。
これ以上長いくちづけはさすがにまずい、と、私が思い至る直前に、公爵の唇はようやく離れて行った。
最後にほんの少しだけ、舌を伸ばして私の唇をなぞっていたけれど、情熱的なレオン様、超絶テクニックのオルギールに比べれば控えめなほうだと言えよう。
ほう、と私が肩で息をつくと、公爵はくすりと笑った。
ちなみに、唇は離れたけれど、私の顎も肩も捕われたまま。まだまだ油断のならない距離である。
「姫は強い。なのに、こんな子供騙しのような くちづけ一つでそんな顔をするとは」
「子供騙しだなんて」
失礼な。
私は弱々しく抗議の声を上げた。
それに、「そんな顔」も心外だ。息を切らせて、蕩けているわけではない。オーディアル公とこんなことをするのは初めてだったから、緊張しているだけだ。
べろちゅうばかりがくちづけじゃないんだぞ!と、愉し気に目を細める公爵を睨んでやる。
彼は、う、と一瞬苦し気に呻いて、また、姫、と言った。
なにが、ひめ、だ。知ったことか。
「オーディアル公、いきなりこのような振舞いをなされた挙句、子供騙し、とは心外、んむ」
真面目に説教をしようとした私は、またもオーディアル公の襲撃を受けた。
「んう!んぐ、んん!!!」
食まれ、擦られ、吸い上げられ。
あっけなく開いた私の口の中に、侵入する、オーディアル公の舌。
今度は、「子供騙し」ではなかった。
顎を捕まえる手は、決して恐怖を覚えるような強さではなく、肩を抱き寄せる手も、わずかに指に力が込められただけではあったけれど。
公爵の二度目のくちづけは激しくて、情熱的で。
「ふむぅ……!!」
「姫、姫……!」
絡められ、吸われる私の舌。くぐもった声しか出せない。
たまに息継ぎのために隙間ができても、酸素を取り込むために深呼吸をするのがやっと。公爵はうわごとのように姫、と言いながら、またすぐに私の唇を征服する。
──どれくらいたったのだろう。
ようやく冷静になったらしい火竜の君は、私の顎と唇を長い指で撫でながら、
「我を忘れてしまった俺が悪いが。……姫も自覚が足りない」
と、言った。
その目つき、指の動きときたら、お砂糖が熱せられてガムシロップとなるくらい、とろとろ甘々だ。
でも、自覚って、何ですか。…というか、頭が働きません。
私はクラゲと化して、火竜の君にぐったりともたれかかったまま聞いていた。
「唇を濡らしたまま、睨んで見上げるなど。男を煽ることをしてはいけない」
俺だから、ここで踏みとどまっているのだ、と公爵はドヤ顔で言った。
続きはアルバに帰ってからと決めているしな!と、さらに言う。
……威張るところですか、そこ。
それに、すごく似たようなことを言っていたひとがいた。
自分だから自制してるとか、って。一番、自制しなさそうなひとが。
レオン様、じゃなくて。あのひとの辞書には、もともと自制なんてなさそうだし。
……オルギールだ。
そうだ、オルギール。
こんなところ、見られたら!!
私はがばり!と身を起こした。クラゲから人間への転身だ。
と、同時に。計ったように。
「──ただいま、戻りました」
軽いノックの音とともに、オルギールが長身を少しだけ屈めるようにして入ってきた。
いつ見ても、どんな時も美しい、紫の双眸が私だけに向けられる。
思わず、間男を引っ張り込んだ人妻、みたいな気持ちになりかけたが、首を振ってそんな思考は追い出した。
タッチの差だ!
ナイスタイミング!
くっついて座ってるだけだ!
やましいことはありませんよ!
お隣の公爵様は、もう戻ってきたのか、と小声で文句を言っておられるけれど、そんなことはどうでもいい。
「お疲れ様、オルギール」
私は余裕をかまして、声をかけた。
「……」
あれ?オルギールの様子がおかしい。
いつもなら、軽く銀色の髪を揺らして会釈を返してくれるか、それとも、私にしかわからないくらいに小さく笑んでくれるか、はたまた、彼のテンション次第では返事の代わりに私を抱き寄せて髪とか額とか頬とかにくちづけを落とすか。絶対このうちのどれかなのに。
「あの、オルギール」
──氷雪の魔王が眼前に降臨しておられました。
空気が痛い。「花月」なのに、なんか寒い。
「リヴェア様。髪が乱れて、唇が腫れあがっていますよ」
音もなく、滑るように、あっと言う間に私の傍に近づいたオルギールは、凍てついたテノールとその発言内容で、更に私を凍りつかせた。
怖い。お仕置きされる。いや、この顔とこの声だけでじゅうぶんお仕置きだ。もっとも、私にその趣味がないだけで、その顔で、その声で、もっと罵って!っていうご婦人方もいるだろうけれど。
「オルギール。俺も姫も潔白だぞ。なにひとつやましいことなどしてはいない」
オーディアル公はお優しい。
ぷるぷるする私の隣で応戦してくれた。
まあ、「なにひとつ」かどうかは意見の分かれるところだろうが。
「なにひとつ?」
容赦なく、オルギールはやっぱりそこに喰いついた。
そうっと見上げると、氷雪の魔王が薄く笑みを浮かべている。
怖い!
でも美しい!
やっぱり怖い!
でもなんて綺麗!
……怖いもの見たさでチラ見していると、魔王の言葉の礫(つぶて)は連続投下された。
「唇が腫れあがるほどのことをなされておいて、よくもまあ真顔で仰せられますね」
「くちづけのどこがやましい?姫への愛情と、敬意を表明しただけだ。淫行に耽ったわけではない」
「ちょっと、公爵、淫行って!」
言葉のセレクトがよくないよ!
私がたしなめても、魔王も火竜の君もガン無視だった。
「手へのくちづけで納得しておられるのかと思えば。私が離席するなりこの暴挙」
「暴挙とは心外な。少々、気持ちが昂ってしまったが、くちづけで踏みとどまった俺を褒めてほしいくらいだ」
「戯言も大概になされませ。……リヴェア様」
「はいぃいい!!」
くるり、と音がしそうなほど鮮やかに、魔王の視線がこちらに向けられた。突き刺さった。
なぜか、矛先がこちらに向けられた。
変な声で元気よく応答する。
「なんでしょう、オルギール!」
「お嫌なら、抵抗なされませ、と申し上げたはずですが」
ゴゴゴゴ、とマグマの音が確かに聞こえた。
「お嫌ではなかったようで」
ちょっと強引だったが、無理強いはしていないぞ!と公爵が余計なことを言っている。
それよりも、オルギールめ!何その意地悪発言!
ちょっと、ムカついた。そして、怒りをエネルギー源にして、私は必死で魔王に相対し、ソファから立ち上がった。
もちろん、圧倒的な身長差で、まだまだ見下ろされることに変わりはないけれど、気持ちの問題だ。
「意地悪オルギール!なんて横暴なの!?」
「事実を申し述べているだけです」
冷え冷えとした、底光りのする紫の瞳に私を映して、魔王は言った。
「意図していないにせよ、どうせあなたが無防備な顔を晒して、それを見た公が沸騰した。違いますか?」
「くっ……」
そのとおりだ、よくわかってるな、とまたも公爵がピントのずれた合いの手を入れている。
くやしい。私は悪くない。だって、いつもオルギールは、男たちが勝手にやってることだと思えって。
「な、なによ、なによオルギール……」
何か言い返そう!と必死に考えて最後に出た言葉は。
あとになって思えば、自爆発言だった。羞恥で死ねるほど。
「……あなたなんか、私がどんな顔していたって、いつもいつも、もっともっととんでもないことするくせに!」
「姫!?」
「リヴェア様」
ソファに座ったままのオーディアル公はのけぞって仰天し、絶句し、魔王だったオルギールは、見る間にひなたの氷のように声も表情も溶け解れて、蕩けきったものになった。
そして、迂闊なことに、この段階ではまだ、私は自爆に気づいていなかったのだ。
「聞き捨てならんぞ、オルギール」
公爵が気色ばむ。当然だ。先ほどまで身分など知ったことかといわんばかりのオルギールの慇懃無礼な応答。
「お前、姫にどんなとんでもないことをしているのだ。聞かせろ」
「リヴェア様。そのようなことを仰せられては、いらぬ邪推をされてしまいますよ」
さきほどの公爵に勝るとも劣らない(普段、凍り付いてる分、こちらの方が凄いかもしれない)甘々シロップと化したオルギールが、私の髪をするすると撫でながら言った。
撫でられたくらいでごまかされませんよ!
私はぷりぷりして、
「邪推って!よく言う、オルギール!ほんとのことなのに!!」
「‘いつも’?何をしているんだ、言ってみろ」
「リヴェア様」
私は怒り、公爵も憤慨し、収拾がつかなくなりかけたところで。
「落ち着かれませ。それとも、どのようにすれば、リヴェア様のその美しいお口を塞ぐことができるのでしょうか」
氷雪の魔王が淫魔の王となった瞬間だった。
淫靡に、意味深に、赤い舌で自らの唇をひと舐めして、睦言のように言われ。
オルギールのあまりのエロさに正気に戻り、同時に自分のおバカな発言に思い至り、夕食まで走ってきます!と、私はわき目もふらず、部屋を飛び出したのだった。
どさくさ紛れに距離を詰めて、流されるままにくちづけまでされてしまったけれど、舌を突っ込んでくることはなかったのだ。
もちろん、期待していたのではない。絶対に、ない。
これ以上長いくちづけはさすがにまずい、と、私が思い至る直前に、公爵の唇はようやく離れて行った。
最後にほんの少しだけ、舌を伸ばして私の唇をなぞっていたけれど、情熱的なレオン様、超絶テクニックのオルギールに比べれば控えめなほうだと言えよう。
ほう、と私が肩で息をつくと、公爵はくすりと笑った。
ちなみに、唇は離れたけれど、私の顎も肩も捕われたまま。まだまだ油断のならない距離である。
「姫は強い。なのに、こんな子供騙しのような くちづけ一つでそんな顔をするとは」
「子供騙しだなんて」
失礼な。
私は弱々しく抗議の声を上げた。
それに、「そんな顔」も心外だ。息を切らせて、蕩けているわけではない。オーディアル公とこんなことをするのは初めてだったから、緊張しているだけだ。
べろちゅうばかりがくちづけじゃないんだぞ!と、愉し気に目を細める公爵を睨んでやる。
彼は、う、と一瞬苦し気に呻いて、また、姫、と言った。
なにが、ひめ、だ。知ったことか。
「オーディアル公、いきなりこのような振舞いをなされた挙句、子供騙し、とは心外、んむ」
真面目に説教をしようとした私は、またもオーディアル公の襲撃を受けた。
「んう!んぐ、んん!!!」
食まれ、擦られ、吸い上げられ。
あっけなく開いた私の口の中に、侵入する、オーディアル公の舌。
今度は、「子供騙し」ではなかった。
顎を捕まえる手は、決して恐怖を覚えるような強さではなく、肩を抱き寄せる手も、わずかに指に力が込められただけではあったけれど。
公爵の二度目のくちづけは激しくて、情熱的で。
「ふむぅ……!!」
「姫、姫……!」
絡められ、吸われる私の舌。くぐもった声しか出せない。
たまに息継ぎのために隙間ができても、酸素を取り込むために深呼吸をするのがやっと。公爵はうわごとのように姫、と言いながら、またすぐに私の唇を征服する。
──どれくらいたったのだろう。
ようやく冷静になったらしい火竜の君は、私の顎と唇を長い指で撫でながら、
「我を忘れてしまった俺が悪いが。……姫も自覚が足りない」
と、言った。
その目つき、指の動きときたら、お砂糖が熱せられてガムシロップとなるくらい、とろとろ甘々だ。
でも、自覚って、何ですか。…というか、頭が働きません。
私はクラゲと化して、火竜の君にぐったりともたれかかったまま聞いていた。
「唇を濡らしたまま、睨んで見上げるなど。男を煽ることをしてはいけない」
俺だから、ここで踏みとどまっているのだ、と公爵はドヤ顔で言った。
続きはアルバに帰ってからと決めているしな!と、さらに言う。
……威張るところですか、そこ。
それに、すごく似たようなことを言っていたひとがいた。
自分だから自制してるとか、って。一番、自制しなさそうなひとが。
レオン様、じゃなくて。あのひとの辞書には、もともと自制なんてなさそうだし。
……オルギールだ。
そうだ、オルギール。
こんなところ、見られたら!!
私はがばり!と身を起こした。クラゲから人間への転身だ。
と、同時に。計ったように。
「──ただいま、戻りました」
軽いノックの音とともに、オルギールが長身を少しだけ屈めるようにして入ってきた。
いつ見ても、どんな時も美しい、紫の双眸が私だけに向けられる。
思わず、間男を引っ張り込んだ人妻、みたいな気持ちになりかけたが、首を振ってそんな思考は追い出した。
タッチの差だ!
ナイスタイミング!
くっついて座ってるだけだ!
やましいことはありませんよ!
お隣の公爵様は、もう戻ってきたのか、と小声で文句を言っておられるけれど、そんなことはどうでもいい。
「お疲れ様、オルギール」
私は余裕をかまして、声をかけた。
「……」
あれ?オルギールの様子がおかしい。
いつもなら、軽く銀色の髪を揺らして会釈を返してくれるか、それとも、私にしかわからないくらいに小さく笑んでくれるか、はたまた、彼のテンション次第では返事の代わりに私を抱き寄せて髪とか額とか頬とかにくちづけを落とすか。絶対このうちのどれかなのに。
「あの、オルギール」
──氷雪の魔王が眼前に降臨しておられました。
空気が痛い。「花月」なのに、なんか寒い。
「リヴェア様。髪が乱れて、唇が腫れあがっていますよ」
音もなく、滑るように、あっと言う間に私の傍に近づいたオルギールは、凍てついたテノールとその発言内容で、更に私を凍りつかせた。
怖い。お仕置きされる。いや、この顔とこの声だけでじゅうぶんお仕置きだ。もっとも、私にその趣味がないだけで、その顔で、その声で、もっと罵って!っていうご婦人方もいるだろうけれど。
「オルギール。俺も姫も潔白だぞ。なにひとつやましいことなどしてはいない」
オーディアル公はお優しい。
ぷるぷるする私の隣で応戦してくれた。
まあ、「なにひとつ」かどうかは意見の分かれるところだろうが。
「なにひとつ?」
容赦なく、オルギールはやっぱりそこに喰いついた。
そうっと見上げると、氷雪の魔王が薄く笑みを浮かべている。
怖い!
でも美しい!
やっぱり怖い!
でもなんて綺麗!
……怖いもの見たさでチラ見していると、魔王の言葉の礫(つぶて)は連続投下された。
「唇が腫れあがるほどのことをなされておいて、よくもまあ真顔で仰せられますね」
「くちづけのどこがやましい?姫への愛情と、敬意を表明しただけだ。淫行に耽ったわけではない」
「ちょっと、公爵、淫行って!」
言葉のセレクトがよくないよ!
私がたしなめても、魔王も火竜の君もガン無視だった。
「手へのくちづけで納得しておられるのかと思えば。私が離席するなりこの暴挙」
「暴挙とは心外な。少々、気持ちが昂ってしまったが、くちづけで踏みとどまった俺を褒めてほしいくらいだ」
「戯言も大概になされませ。……リヴェア様」
「はいぃいい!!」
くるり、と音がしそうなほど鮮やかに、魔王の視線がこちらに向けられた。突き刺さった。
なぜか、矛先がこちらに向けられた。
変な声で元気よく応答する。
「なんでしょう、オルギール!」
「お嫌なら、抵抗なされませ、と申し上げたはずですが」
ゴゴゴゴ、とマグマの音が確かに聞こえた。
「お嫌ではなかったようで」
ちょっと強引だったが、無理強いはしていないぞ!と公爵が余計なことを言っている。
それよりも、オルギールめ!何その意地悪発言!
ちょっと、ムカついた。そして、怒りをエネルギー源にして、私は必死で魔王に相対し、ソファから立ち上がった。
もちろん、圧倒的な身長差で、まだまだ見下ろされることに変わりはないけれど、気持ちの問題だ。
「意地悪オルギール!なんて横暴なの!?」
「事実を申し述べているだけです」
冷え冷えとした、底光りのする紫の瞳に私を映して、魔王は言った。
「意図していないにせよ、どうせあなたが無防備な顔を晒して、それを見た公が沸騰した。違いますか?」
「くっ……」
そのとおりだ、よくわかってるな、とまたも公爵がピントのずれた合いの手を入れている。
くやしい。私は悪くない。だって、いつもオルギールは、男たちが勝手にやってることだと思えって。
「な、なによ、なによオルギール……」
何か言い返そう!と必死に考えて最後に出た言葉は。
あとになって思えば、自爆発言だった。羞恥で死ねるほど。
「……あなたなんか、私がどんな顔していたって、いつもいつも、もっともっととんでもないことするくせに!」
「姫!?」
「リヴェア様」
ソファに座ったままのオーディアル公はのけぞって仰天し、絶句し、魔王だったオルギールは、見る間にひなたの氷のように声も表情も溶け解れて、蕩けきったものになった。
そして、迂闊なことに、この段階ではまだ、私は自爆に気づいていなかったのだ。
「聞き捨てならんぞ、オルギール」
公爵が気色ばむ。当然だ。先ほどまで身分など知ったことかといわんばかりのオルギールの慇懃無礼な応答。
「お前、姫にどんなとんでもないことをしているのだ。聞かせろ」
「リヴェア様。そのようなことを仰せられては、いらぬ邪推をされてしまいますよ」
さきほどの公爵に勝るとも劣らない(普段、凍り付いてる分、こちらの方が凄いかもしれない)甘々シロップと化したオルギールが、私の髪をするすると撫でながら言った。
撫でられたくらいでごまかされませんよ!
私はぷりぷりして、
「邪推って!よく言う、オルギール!ほんとのことなのに!!」
「‘いつも’?何をしているんだ、言ってみろ」
「リヴェア様」
私は怒り、公爵も憤慨し、収拾がつかなくなりかけたところで。
「落ち着かれませ。それとも、どのようにすれば、リヴェア様のその美しいお口を塞ぐことができるのでしょうか」
氷雪の魔王が淫魔の王となった瞬間だった。
淫靡に、意味深に、赤い舌で自らの唇をひと舐めして、睦言のように言われ。
オルギールのあまりのエロさに正気に戻り、同時に自分のおバカな発言に思い至り、夕食まで走ってきます!と、私はわき目もふらず、部屋を飛び出したのだった。
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