死神と呼ばれるようになった少年は、人間たちに迫害されたので魔王と手を取り合い人間に復讐を決意します。

 元貴族の少年、ロイド・レールラント。
 彼は生まれた時から、兄にいじめられていた。庇ってくれていた母も病死し、いじめは更に酷くなっていったが12歳になれば、ギフトと呼ばれる、力を授けらる……そうしたら冒険者となって家を出ようと思っていた。
 しかし、ロイドはみんながもらえるはずのギフトが貰えず、無能の烙印を押され家を追い出される。
 そんなロイドは、元々冒険者だった祖父の元を訪れ、強くなりたいと弟子入りする。
 3年間、祖父のもとで死ぬような修行に耐えたロイドは、念願の冒険者になったのだが、代わりに祖父が原因不明の病に倒れてしまい、治療費にまとまったお金が必要となる。
 お金を稼ぐために大人数レイドに参加したロイドだったが、なぜか他のパーティメンバーは、彼を残して全員死んでしまう。
 生き残ったロイドは、周りから「死神」と呼ばれ恐れられるようになるのだが……
 それはいつの間にか覚醒していたロイドのギフトのせいであった。
 誰ともパーティを組めなくなったロイドは、1人行えるクエストだけをこなし、お金を稼ぐ日々を繰り返していたある日、騎士団員よって祖父を殺され、家を焼かれ、自分も大火傷を負ってしまう。
 治療を受け、目を覚ますとそこは騎士団長のグランドの家であった。
 祖父を殺した罪と、ロイドに火傷を負わせた罪を償うと言うグランドだったが、祖父の教えもあり、人を憎むことよりも前を向き強くなることを選択したロイドは、グランドとその妻サリーナと共に、サリーナの経営する孤児院を手伝いながら、生活をしていくことに。
 しばらく生活を共にしていく中で、騎士団に狙われることを恐れた2人の勧めでロイドは養子になること決断する。
 2人の祝福を受けながらこれでやっと幸せな生活が出来ると喜んだのも束の間……

 深夜、不安に目覚めたロイドの目の前に騎士団達が表れ、自分を庇う形でグランドとサリーナは捕まってしまい、民衆の前で反逆者として処刑される。
 もはや、人間を許すことなど一生出来ないと決意したロイドの目の前で、ゴブリンをいじめる子供たちを見つけ、子供たちを追い払いゴブリンを救うのだが、なんとそのゴブリンは人間の言葉を話す。
 助けたゴブリンに促され、魔族の根城に案内された出会ったのは、人間への復讐を誓う魔王だった。

 そこでロイドは魔王から、魔族が人間に虐げられ、もはや滅びゆくだけの存在だと聞かされ。
 人間への復讐を魔王に持ちかける。

「共に人間を滅ぼすのを手伝ってほしい」

 こうして、魔王とロイドの復讐劇が幕を開けた。
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