次は間違えないと言われましても
レイル王国の公爵令嬢である私に、婚約者でありハズレー王国の王太子であるトーマス殿下は初めての顔合わせの日にこう言いました。
「君は覚えていないかもしれないけれど、僕と君は愛し合っていたんだ。僕が過ちを犯したせいで君は死んだ。だから、僕が時間を巻き戻したんだ」
詳しい話を聞いてみると、彼は私が浮気をしたと思い込み斬り捨ててしまったと言うのです。
トーマス殿下の口癖は「次は間違えない」なのですが、私を束縛しようとするわりには自分は浮気ばかり。そんな彼に会うたびに嫌悪感と恐怖を感じていた私は婚約の解消をお願いしてみたのですが――
「君は覚えていないかもしれないけれど、僕と君は愛し合っていたんだ。僕が過ちを犯したせいで君は死んだ。だから、僕が時間を巻き戻したんだ」
詳しい話を聞いてみると、彼は私が浮気をしたと思い込み斬り捨ててしまったと言うのです。
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