忌み子として異世界で捨てられて、獣人の少女を拾いました(改訂版執筆中)
異世界に転生した俺は気づけば雪の中に倒れていた。
俺を待っていたのは、歓迎ではなく「忌み子」の烙印。
髪の色が違う。目つきが悪い。ただそれだけの理由で俺は一冬を越せるはずのない山小屋へと放り込まれた。
火の熾し方も知らず、言葉も通じず、誰の声も届かない白い世界。
一人きりの夜が、少しずつ心をすり減らしていく――そんなある日、俺は雪に埋もれて倒れていた一人の少女を拾う。
獣の耳と尻尾を持つ彼女は、怯えきった目で俺を見つめるばかりで、言葉ひとつ発さない。
それでも、差し出した器の汁を、少しずつ、少しずつ飲んでくれた。
名前もない。ただ、火を囲むだけの毎日。
けれど、その小さな温もりが俺に「生きていたい」と思わせてくれた。
これは、誰にも望まれなかった男の、雪の中で見つけた家族という名の物語。
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それでも、差し出した器の汁を、少しずつ、少しずつ飲んでくれた。
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