オロチ

 時は戦国時代末期。
 戦に敗れ、住み慣れた館を母とともに逃げ出した太郎は、とある村にたどり着く。その村に着いたとき、太郎は川で溺れている少女を救った。
 その少女 依織は庄屋の娘だったのだ。
 太郎たち母子は、依織を救ったことで、感謝されてその村に住むことを許された。
 それから五年後、母に先立たれた後、太郎は働きもしないで家の中でずっとゴロゴロしている日々を過ごしていた。
 庄屋が毎日、握り飯を届けてくれるため、飢え死にすることはなかったが、庄屋が太郎を生かしていたのはある企みのためだった。
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