戦国城廻り
埼玉県・奥武蔵の山中に眠る戦国の城郭跡を巡る登山の途上、主人公は、遠い過去から現れたかのような女と出会う。
彼女は、戦国期に吾那蜆城で消息を絶った夫を探してほしいと訴える。
奇怪な出会いの余韻も冷めぬまま、今度は上杉家の将・修理大夫(上杉朝興)の軍勢に拉致され、小沢城攻めに巻き込まれる。
逃亡の果てに出会った馬を引く姫君は、池に入るよう命じる。命に背いた主人公を待ち受けていたのは、想像を絶する運命だった・・・
現代と戦国の狭間で、記憶と時間が溶け合う。
山に刻まれた歴史の痕跡が、旅人を“あの時代”へと誘う、戦国幻想紀行。
小田原北条氏が関東管領上杉氏(山内上杉氏)、扇谷上杉氏、古河公方(足利氏)などと抗争を繰り広げ、相模から武蔵へと領土を拡大していった時代の享禄二年(1530)辺りを時代背景としています。
また、最後の姫君の話は、埼玉県日高市に伝わる民話をベースにしています。
※2008年6月頃に書いたもの。
彼女は、戦国期に吾那蜆城で消息を絶った夫を探してほしいと訴える。
奇怪な出会いの余韻も冷めぬまま、今度は上杉家の将・修理大夫(上杉朝興)の軍勢に拉致され、小沢城攻めに巻き込まれる。
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