辺境の灯(ともしび)
中学二年生の真野ユウキは、母親が若い頃、未婚のまま産んだ男の子だった。そして、数年後、母親は彼を年が離れた兄に託し、失踪した。
ユウキは、そんな複雑な事情を抱え、しかも伯父からは虐待ともいえるような扱いを受けながらも、必死に生きていた。
しかし、とうとう夏のある日、彼の心の糸は突然ぷっつりと切れてしまい、衝動的に自死を決意する。そして、ためらうことなく死の世界にダイブした瞬間、彼は見知らぬ世界に投げ出されていたのだった……。
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