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しんぱい
しおりを挟む身体をヒクヒクと動かす未央を、拘束から解いてお姫様抱っこで持ち上げる。
その際、身体に触れた時にでさえ喘ぎ声が漏れてしまう状態になってしまっている。
「あっ///あっ///やば…っいぃ///これっこれっ///気持ちっ…あっっ///」
効き過ぎてしまったので、少し落ち着かせる為にベッドの上へと運ぶ。
その際に、横目に見え…聴こえた、狂った様に無我夢中で縛りつけられている身体を床にこすり付けてるキチガイ……もとい棚倉ひなが見えたが、放っておく。
今は気持ちよくなっていても、どんどん薬の効力が切れる。
あの様子なら、効力が切れた際に異常な程身体への快感を求める様になるだろう………。
説明書きを読んだ効力よりかなり強力に感じる。
この薬たちは一体どうやって作られたのか…。
「本当、こんな酷いほど効き目が良すぎる薬どうやって作ったんだか…」
「あさっ///と…く…んぅ///たすっ///あぁああっ///おねがいぃ///触って///わたしのことっ…めちゃくちゃにぃっ///」
強気の姿はどこに行ったのか……未央は、先程見た汚物…ひなの様に顔を蕩けさせて安里を誘惑する。
呼ばれた事が無かった、名前呼び。
触ってほしい、気持ちよくしてほしい…。
声に出さなくてもそう聞こえてきそうな身体の動き。
だが、手は出さない。
こんな状態の未央に何かしても意味がない。
自分の頭できちんと考える事ができる際に手を出す。
「ちゃんと落ち着いたら入れてやるから、少し我慢してろ」
未央を寝かしたベッドの横に椅子を持ってきて座る。
脚を組み、片手にしっぽを持った状態で未央の様子を見つめる。
「……はぁぁ…///…はぁぁ…///」
自分で落ち着きを取り戻そうとしているのか、大量の汗を掻きながら息を吐いている。
ツー……と垂れる汗からは匂いを含んだ蒸気が出ている。
その匂いは、決して良い匂いではない。
だが、悪い匂いでもなかった。
「未央……お前最高だよ」
「ンんっ///………!??……あ///ンンンッ///」
ビクビクッ!
未央の身体が震えた。
「あー……まじか、この薬言葉にも反応するくらいになるのか……」
未央の反応の理由を察し、先程使った薬の効力に顔を引つらせる。
「もっっ!??…」
ガックンッ!!
「ん?」
突然未央の腰が勢いよく浮いたと思うと、ピッと頬に水が当たる。
「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ッ///////…!!!……」
プシィッ!!
水の雨が降った。
粘り気のあるその雨は、未央の股間から吹き出している。
断続的に吹き出しており、止まるような気配が無かった。
「逝った事でより敏感になったのか……」
「あぁあぁ…掃除が面倒だな………」
どんどん広がる愛液の水溜りに嫌な顔をする。
それにしてもやばいな………。
いつかベッドの脚が折れるのではないかというほどの勢いで腰を跳ねさせる未央の様子は危険な状態だ。
「………お前の心配はないが…死ぬなよ面倒いから……………」
そんな心配をしながら、これは付けるのは首輪とリードだけだな。
と、思う安里だった。
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