婚約者が愛していたのは、私ではなく私のメイドだったみたいです。
公爵令嬢ミレーユは両親から溺愛されて育った。
けれど彼女は1人娘。
この国では家督は男性にしか継げない決まりがあって、公爵夫妻はミレーユの恋人であり、侯爵家の次男であるアランを婚約者として、次期公爵の座を譲ることを検討していた。
2人が婚約したその夜。公爵家では「婚約パーティー」が行われた。大好きな恋人と婚約することが出来て嬉しいミレーユ。しかし様子の可笑しいアランは、突然何かを追うようにして大広間を出て行ってしまう。
怪しんだミレーユはそんな彼の後をつけて、中庭に向かい、そして目撃してしまう。
アランが、ミレーユ専属のメイド─エリ―と抱き合っている場面を。
「俺が愛しているのはあなただけだ。俺が公爵になったあかつきには、あなたを正式な妻として迎えたい」
「そんな、それでは……ミレーユ様がお可哀相ですわ」
「ああ、なんて優しい人なんだ。エリー……愛してる。……ん」
濃厚なキスを交わす2人に、ミレーユはショックのあまり休憩室へ飛び込むのだが──……。
イケオジ謎の男×我儘ちょっぴりツンデレ公爵令嬢の復讐×恋物語開幕!
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