宇宙警察ドラスティック・ヘゲモニー

西暦3887年、地球と人口植民惑星「黒門」を結ぶ中継植民衛星「連島」
物流や経済、交通の拠点として地球規模以上の大都市として発展を遂げていた。

発展する経済、巨大化する資本。日に日に植民衛星「連島」の影響力は増大していき、もはや本国である日本政府ですら連島議会の意向を伺い、経済面では依存している状況にすらあった。

一方で「連島」には地球における政府のような強い権限と統治能力を有する行政機関が未発展であった。
とりわけ、衛星最大都市である【連島ネオシティ】では治安の悪化が顕著であった。
連島衛星は治安の悪化から、地球の自治体警察部に警察力の支援を要請した。

軍隊上がりの巡査五百川平治はじめ、多数の地球自治体警察から警官が特別派遣部隊員として連島へ送り込まれる。
到着した五百川らを待っていたのは、治安の安定した地球とは全く異なる世界であった。

インフラ整備のため先遣隊として初期為政を担った軍部、弱肉強食社会に異を唱える革新武装政治結社「ポリティカルディフェンダーズ」、連島の資本に熱い視線を注ぐ日本政府、カルト教団、国粋主義者たち、テロリスト・・・【連島ネオシティ】は様々な勢力が覇権を争う無法都市であった。
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