【完結】婚約破棄された王太子を慰めたら、業務命令のふりした溺愛が始まりました。

公明正大で優秀な王太子フィルレスが貴族が集まる夜会で、帝国の皇女から婚約破棄された。

その現場に居合わせた宮廷治癒士のラティシアは、自分の過去を思い出す。

ラティシアもかつて、義妹に婚約者と実家の伯爵家を奪われ追い出されていた。今では治癒士として、王城で働いている。

数日後、王城の治癒室へ急患がやってきたが、実は変化の魔法をかけたフィルレスだった。

一般の治癒士が王族の身体に触れるのは処罰の対象になる。
自分の不運を呪いながらも、同じ経験をしたフィルレスを不憫に思い、婚約破棄され傷ついた心が軽くなればと懸命に慰めた。

翌日フィルレスの呼び出しに応じると、なんと腕を買われて専属治癒士へと抜擢される。

喜ぶラティシアだが、出勤初日になぜかドレスに着替えさせられ連れてこられたのは、例の夜会があった会場だ。

そこで告げられる衝撃の事実。
いつのまにかラティシアがフィルレスの婚約者になっていた。

実はフィルレスが腹黒だと知り、なんとか婚約解消してもらおうと奔走するも——?

腹黒王太子と仕事に生きる治癒士のラブストーリー。


※全80話、完結まで執筆済みです。3/24完結。
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