「女が目立つな」と言われたので落第しました。――首席の私を潰したあなたは、もう手遅れです。

侯爵令嬢のローズマリーは魔法学園の首席である。ある日、婚約者のレジナルドから手紙が届いた。

その内容は、「男よりも目立つなんてあり得ない。成績を落とせ。さもなくばもし結婚したって君のことなど妻としても遇さない」というものだった。

ローズマリーは手紙を読んで望み通りに、成績を地の底まで落として落第した。
だがそれで終わる話ではない。
その手紙を証拠に、レジナルドは「首席を落第させた男」として婚約破棄。
跡取りの地位も含め、すべてを失うことになる。
それでもレジナルドは思っていた。ローズマリーもまた魔法学園落第という痛手を負ったのだと。
しかしそれはまったくの見当違いだ。
「破滅したのはあなただけ」
そう告げて微笑むローズマリーは、すべてを覚えている。


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