映画は映画だ
ある高校の文化祭前の映画制作の過程と末路
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信念を持って作り上げた映像であれば、どんな内容であれ「映画」となる……という主題が非常に素敵なだけに、その裏付けが勿体ないな、と感じました。
確かにこのテーマを訴えるには、インパクトのある内容が必要だったのは理解できます。
しかし肝心のそれが実質的なハラスメント行為となると問題があるのではないかなと思いました。
女性の中には、痴漢行為や盗撮などの被害に実際に遭われた方も少なくありません。
彼女たちがこの作品を読んで、それらの記憶がフラッシュバックしてしまわないことを祈ります。
フィクションであれど、身に覚えのある描写をされれば想起してしまう人もいることに対する配慮が欲しかったです。
作品によって心に傷を受けることは、良い影響である場合も、悪い影響である場合もあるでしょう。
ですがこの作品に関しては、ただただ女子生徒にハラスメント行為を突きつけ、これも映画の形だからという詭弁を押し通しているだけになってしまっています。
主題を訴えかける手段があまりに悪意的すぎて、結果として主題がただの詭弁となってしまっているのが残念だなという感想を抱きました。
他の作品も拝読しましたが、作者様の訴えたいテーマ自体はどれもすごく面白いだけに勿体なく感じます。
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