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19 辺境伯令嬢の引き継ぎ
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今、生徒会役員が一同に集まっていますわ。
「皆、今まで支えてくれてありがとう。次からは新生徒会長を支えてあげて下さいね」
私は副会長を新生徒会長に任命しました。
反対は誰もしませんでしたわ。
新生徒会長が前に出て挨拶を始めました。
「あー、今年の卒業式典は波乱が待っていると思われる。式典までにも婚約破棄は増え続けるだろう。皆気を引き締めていこう」
原因は私ですわよね、後輩達には苦労をかけます。
「生徒会長お疲れ様でした」
「大変だったのですが、楽しかったです」
「いやー本当、昨年はなんだったのかと思う位婚約破棄増えたよなー」
「こらっ、生徒会長気にしないで下さい」
和気あいあいと生徒会室には、役員達の声が広がります。
同時期に辞める男爵令嬢にも声が掛かります。
「会計主任もお疲れ様」
「お疲れ様」
「是非嫁に来てください」
「新生徒会長、どさくさに紛れないの」
笑い声が響く中、私達の生徒会役員としての役目は終わりました。
「終わったわね」
「終わっちゃいましたね。最初役員になった時はどうしようかと思ったんですよね」
二人顔を合わせて笑い合いました。
足は自然とテラスに向かい、お茶をする事にしました。
「それで、新生徒会長とはどの様に発展するの?」
「それで、騎士団長子息とどうするのですか?」
二人同時に話しかけ、また共に笑いました。
肩の荷が下りた二人だけのお茶会は、少しだけほろ苦く感じました。
「皆、今まで支えてくれてありがとう。次からは新生徒会長を支えてあげて下さいね」
私は副会長を新生徒会長に任命しました。
反対は誰もしませんでしたわ。
新生徒会長が前に出て挨拶を始めました。
「あー、今年の卒業式典は波乱が待っていると思われる。式典までにも婚約破棄は増え続けるだろう。皆気を引き締めていこう」
原因は私ですわよね、後輩達には苦労をかけます。
「生徒会長お疲れ様でした」
「大変だったのですが、楽しかったです」
「いやー本当、昨年はなんだったのかと思う位婚約破棄増えたよなー」
「こらっ、生徒会長気にしないで下さい」
和気あいあいと生徒会室には、役員達の声が広がります。
同時期に辞める男爵令嬢にも声が掛かります。
「会計主任もお疲れ様」
「お疲れ様」
「是非嫁に来てください」
「新生徒会長、どさくさに紛れないの」
笑い声が響く中、私達の生徒会役員としての役目は終わりました。
「終わったわね」
「終わっちゃいましたね。最初役員になった時はどうしようかと思ったんですよね」
二人顔を合わせて笑い合いました。
足は自然とテラスに向かい、お茶をする事にしました。
「それで、新生徒会長とはどの様に発展するの?」
「それで、騎士団長子息とどうするのですか?」
二人同時に話しかけ、また共に笑いました。
肩の荷が下りた二人だけのお茶会は、少しだけほろ苦く感じました。
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