処刑人は捨てられた奴隷と愛を紡ぐ
【毎晩20時更新】
裏社会で“処刑人”と呼ばれる冷酷な始末屋・冬夜(とうや)は、十三年前に手を差し伸べてくれた少年・春希(はるき)を探し続けていた。
裏切られ居場所を失った冬夜に、春希の無垢な笑顔は眩しく焼きついた。
ついに見つけ出した春希は、奴隷として扱われた末に捨てられて今にも力尽きそうになっていた。
保護した春希は暴力に支配され、自分の意思すら口にできなくなっていた。
「どうして……そんなに、優しくしてくれるんですか……?」
「俺も優しくされたことがあるから、かな」
傷ついた春希の心を癒すうち、冬夜も柔らかな変化を起こしていく。
穏やかな生活の裏で、春希を傷つけた主人への復讐は進んでいた。
「じゃあ……閻魔の台帳を書き変えようか」
過去に区切りをつけ、取り戻した自分の意思で二人の未来を選ぶまでの話。
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