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第30章
ソウハルとミキは結婚式をあげられるのか?
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4度目の訪問でやっとミキの母から承諾を得ることに成功したソウハルとミキはほっとした表情を浮かべていた。
ミキ「やっとお母さんから承諾を得ることができてほっとしたわ」
ソウハル「僕みたいに老いていて職も安定していないのにお母さんから許可を得ることができて本当にうれしいよ」
ミキ「ソウハルさん、これから働き盛りになるんだし一緒に頑張ろう」
ソウハル「ミキちゃん、僕は今、真剣師と週3日の雑用の仕事をしているけどもう一度チャレンジしてみようと思うことがあるんだ」
ミキ「えっ、ソウハルさん何なの?」
ソウハル「ミキちゃん、僕は前世の時にプロ棋士を目指して将棋を頑張ってきたけど、プロ棋士になることができず真剣師として将棋を指すようになって、年をとって亡くなった。その時は一人身だったから、どうにかなることができた。しかし、生まれ変わって結婚することになると今の生活では大変だと思う。だから、もう一度プロ棋士を目指そうと思っているんだ」
ミキ「ソウハルさん。でも、どうやってプロ棋士を目指すの?」
ソウハル「ミキちゃん、この記事をちょっと見てほしい」
あきらめなければ、夢は必ずかなう!
中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。
将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。
生い立ちから決戦まで秘話満載。
ミキ「これって一度、プロ棋士になれなかった人の記事よね」
ソウハル「うん。そうだよ。これは瀬川晶司さんという方をモデルにした本の記事なんだよ」
ミキ「泣き虫しょったんの奇跡?」
ソウハル「映画化もしているんだよ。僕が前世の時にはプロ棋士になるには奨励会しか道がなかったんだ。でも、この人のおかげでアマチュアの大会で活躍して一定の成績を残せばプロ棋士になれる道ができたんだよ」
ミキ「じゃあ、ソウハルさんはアマチュアの大会で活躍してプロ棋士を目指そうと思っているの?」
ソウハル「そうだよ。まぁ、そう簡単ではないけど59歳の僕がプロ棋士を目指すにはそれしかないからね」
ミキ「私はソウハルさんについていくわ」
ソウハルとミキはひたすら仕事を頑張りながらも着々と結婚の準備に取りかかっていた。
ソウハルとミキは結婚式場を借りるにはお金がかかるので、通常の結婚式を行うのは難しかったが、ソウハルの住んでいる地域では毎年6月にローズウエディングというのが開催されておりすべて村が負担してくれることになっている。
ミキ「ソウハルさん、ローズウエディングって素敵じゃない」
ソウハル「バラ園の中での結婚式っていうのも素敵だよね。ケイちゃんが村長さんと面識があって僕たちが結婚するなら話しといてくれるみたいだよ」
ミキ「そうなのね。これって申し込む方って多いのかしら」
ソウハル「無料だから多いかも知れないね。でも、ケイちゃんがいうには僕たちのようなカップルってまれなケースだから村長さんも興味をもってくれるよっていってたよ」
ミキ「結果を待つほかないわね」
ソウハルとミキは役場に出向き申し込みに行くと、偶然、役場の村長さんから声をかけられた。
村長「ケイイチさんから君たちの結婚のことについて聞いたよ。これだけ年の離れたカップルが申し込んでくるのは始めてだよ。他にも何組か申し込んできているので1週間待ってくれないかな?」
ソウハル「わかりました」
1週間が経過し、ソウハルの家に1通の手紙が届いた(続)
ミキ「やっとお母さんから承諾を得ることができてほっとしたわ」
ソウハル「僕みたいに老いていて職も安定していないのにお母さんから許可を得ることができて本当にうれしいよ」
ミキ「ソウハルさん、これから働き盛りになるんだし一緒に頑張ろう」
ソウハル「ミキちゃん、僕は今、真剣師と週3日の雑用の仕事をしているけどもう一度チャレンジしてみようと思うことがあるんだ」
ミキ「えっ、ソウハルさん何なの?」
ソウハル「ミキちゃん、僕は前世の時にプロ棋士を目指して将棋を頑張ってきたけど、プロ棋士になることができず真剣師として将棋を指すようになって、年をとって亡くなった。その時は一人身だったから、どうにかなることができた。しかし、生まれ変わって結婚することになると今の生活では大変だと思う。だから、もう一度プロ棋士を目指そうと思っているんだ」
ミキ「ソウハルさん。でも、どうやってプロ棋士を目指すの?」
ソウハル「ミキちゃん、この記事をちょっと見てほしい」
あきらめなければ、夢は必ずかなう!
中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。
将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。
生い立ちから決戦まで秘話満載。
ミキ「これって一度、プロ棋士になれなかった人の記事よね」
ソウハル「うん。そうだよ。これは瀬川晶司さんという方をモデルにした本の記事なんだよ」
ミキ「泣き虫しょったんの奇跡?」
ソウハル「映画化もしているんだよ。僕が前世の時にはプロ棋士になるには奨励会しか道がなかったんだ。でも、この人のおかげでアマチュアの大会で活躍して一定の成績を残せばプロ棋士になれる道ができたんだよ」
ミキ「じゃあ、ソウハルさんはアマチュアの大会で活躍してプロ棋士を目指そうと思っているの?」
ソウハル「そうだよ。まぁ、そう簡単ではないけど59歳の僕がプロ棋士を目指すにはそれしかないからね」
ミキ「私はソウハルさんについていくわ」
ソウハルとミキはひたすら仕事を頑張りながらも着々と結婚の準備に取りかかっていた。
ソウハルとミキは結婚式場を借りるにはお金がかかるので、通常の結婚式を行うのは難しかったが、ソウハルの住んでいる地域では毎年6月にローズウエディングというのが開催されておりすべて村が負担してくれることになっている。
ミキ「ソウハルさん、ローズウエディングって素敵じゃない」
ソウハル「バラ園の中での結婚式っていうのも素敵だよね。ケイちゃんが村長さんと面識があって僕たちが結婚するなら話しといてくれるみたいだよ」
ミキ「そうなのね。これって申し込む方って多いのかしら」
ソウハル「無料だから多いかも知れないね。でも、ケイちゃんがいうには僕たちのようなカップルってまれなケースだから村長さんも興味をもってくれるよっていってたよ」
ミキ「結果を待つほかないわね」
ソウハルとミキは役場に出向き申し込みに行くと、偶然、役場の村長さんから声をかけられた。
村長「ケイイチさんから君たちの結婚のことについて聞いたよ。これだけ年の離れたカップルが申し込んでくるのは始めてだよ。他にも何組か申し込んできているので1週間待ってくれないかな?」
ソウハル「わかりました」
1週間が経過し、ソウハルの家に1通の手紙が届いた(続)
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