人魚は泡となり、魚は人となる
遠い昔、海の底には人魚がいた。海の世界では陸に近づくな、恐ろしい奴らがいるからと言われていた。彼らが恐れる陸の世界は、人々が長い間争っていた。
人魚は海の世界の幸福度で腹を満たし、繁殖する。昔は海の生き物たちと人魚は仲が良かった。人魚の歌を聴きに魚たちが訪れ、その歌声に魅了された。でも、陸の世界で戦争が起きたことにより、海に血が流れ汚れた。海の世界は薄暗く濁っていった。海の生き物たちも減り、人魚の元へ訪れる海の生き物たちも減った。そのせいで人魚も徐々に減って行った。人魚の死は突然だ。急に泡となって消える。
最後の1人となった人魚・リックス。そのリックスの元へ小さな魚が訪れた。小さな魚は喋ることが出来なかったが、寂しそうな人魚を頑張って励ました。リックスはその魚をサミナと名付けた。リックスとサミナは海の底でひっそりと2人で過ごした。でも、ある時、多くの血が海に流れ、リックスはサミナの前で泡となって消えた。リックスはサミナに幸せになって欲しいと、消える時に願った。消えたリックスの泡が弾けた時、サミナの呼吸は楽になった。でも、徐々にサミナの身体に変化が起こり、陸へと上がることになった。
元魚だったサミナは人間に。でも、海の世界での記憶を失ってしまった。その頃、元人魚だったリックスは天界へとやって来ていた。人魚は遠い昔、海の世界を愛した神が作った存在だった。神はリックスに言った。
「最後、お前が込めた願いは呪いとなって泡になった。その泡を受けたあの魚は呪いを受けた」
リックスは驚いた。そんなつもりはなかったのだ。神は続けて言った。
「このまま天界にいるならば世界が滅ぶのを見ていなさい。もし下界へ行き、あの人となった魚を助けると言うのならこの争いを食い止め、海の世界を取り戻しなさい」
リックスはサミナを探すため、地上へと舞い降りた。ちょうどその頃、サミナはこの世界がおかしくなり始めたのはラリマリア石という宝石を手に入れるために人々が争い始めたことがきっかけだと知る。その宝石を壊し、世界に平和を取り戻すため、サミナはその宝石を持っているというイエスナ国の王の元へと向かった。
リックスはサミナに出会うことができるのか?またサミナはラリマリア石を壊すことが出来るのか?
元人魚×元魚(攻・溺愛×受・不憫)
※受・元魚のサミナ視点が多いです。
※ファンタジーです。人魚については独自設定あり。
※不定期更新、ゆっくりペースです。
※元々は『魚の恋』というタイトルで、ヤンキー人間×不憫受け元魚で考えていた設定ですが、書いている内にこちらも思いついたので、アップしました。(ヤンキー×元魚もいつの日かアップ予定です)
人魚は海の世界の幸福度で腹を満たし、繁殖する。昔は海の生き物たちと人魚は仲が良かった。人魚の歌を聴きに魚たちが訪れ、その歌声に魅了された。でも、陸の世界で戦争が起きたことにより、海に血が流れ汚れた。海の世界は薄暗く濁っていった。海の生き物たちも減り、人魚の元へ訪れる海の生き物たちも減った。そのせいで人魚も徐々に減って行った。人魚の死は突然だ。急に泡となって消える。
最後の1人となった人魚・リックス。そのリックスの元へ小さな魚が訪れた。小さな魚は喋ることが出来なかったが、寂しそうな人魚を頑張って励ました。リックスはその魚をサミナと名付けた。リックスとサミナは海の底でひっそりと2人で過ごした。でも、ある時、多くの血が海に流れ、リックスはサミナの前で泡となって消えた。リックスはサミナに幸せになって欲しいと、消える時に願った。消えたリックスの泡が弾けた時、サミナの呼吸は楽になった。でも、徐々にサミナの身体に変化が起こり、陸へと上がることになった。
元魚だったサミナは人間に。でも、海の世界での記憶を失ってしまった。その頃、元人魚だったリックスは天界へとやって来ていた。人魚は遠い昔、海の世界を愛した神が作った存在だった。神はリックスに言った。
「最後、お前が込めた願いは呪いとなって泡になった。その泡を受けたあの魚は呪いを受けた」
リックスは驚いた。そんなつもりはなかったのだ。神は続けて言った。
「このまま天界にいるならば世界が滅ぶのを見ていなさい。もし下界へ行き、あの人となった魚を助けると言うのならこの争いを食い止め、海の世界を取り戻しなさい」
リックスはサミナを探すため、地上へと舞い降りた。ちょうどその頃、サミナはこの世界がおかしくなり始めたのはラリマリア石という宝石を手に入れるために人々が争い始めたことがきっかけだと知る。その宝石を壊し、世界に平和を取り戻すため、サミナはその宝石を持っているというイエスナ国の王の元へと向かった。
リックスはサミナに出会うことができるのか?またサミナはラリマリア石を壊すことが出来るのか?
元人魚×元魚(攻・溺愛×受・不憫)
※受・元魚のサミナ視点が多いです。
※ファンタジーです。人魚については独自設定あり。
※不定期更新、ゆっくりペースです。
※元々は『魚の恋』というタイトルで、ヤンキー人間×不憫受け元魚で考えていた設定ですが、書いている内にこちらも思いついたので、アップしました。(ヤンキー×元魚もいつの日かアップ予定です)
あなたにおすすめの小説
首輪の契約
地下の尋問室に、時間はない。
窓のない灰色の部屋で、敵国の工作員が一人拘束されていた。
名も経歴も偽り。
ただ腕がいい、それだけは確かな男。
尋問に対し、彼は白状ではなく提案を持ち出す。
「白状はしない。だが、契約ならする」
敵国のスパイと、帝国の長官。
交渉は奇妙な形で成立する。
「名前は」
「リュシアン」
その日、移り気な猟犬と飼い主の関係が始まった。
やがて、契約は裏切りへ。
裏切りは、追跡へ。
追跡は――執着へと変わっていく。
登場人物
フェリクス・ハルトマン
帝国軍情報部の長官。
感情を見せない軍人。静かな視線で相手を見定める。
リュシアン・モロー
敵国の諜報員。
捕虜の立場でありながら、白状ではなく契約を持ち出す男。
軽口と皮肉を武器にする。
神父様に捧げるセレナーデ
「ところで、そろそろ厳重に閉じられたその足を開いてくれるか」
「足を開くのですか?」
「股開かないと始められないだろうが」
「そ、そうですね、その通りです」
「魔物狩りの報酬はお前自身、そうだろう?」
「…………」
■俺様最強旅人×健気美人♂神父■
身代わりオメガは番候補の美形アルファの一途な愛に囚われる
幼い頃に両親を亡くし、従僕見習いとして辺境伯家に引き取られたオメガのリリフラウ。辺境伯の息子・アスターと兄弟同然として育てられていたが、ある日二人のもとに縁談が舞い込む。なんと、相手は第四王子と侯爵令息だった。アスターから身分を入れ替わって互いの婚約者候補を見極めようと言われ、しぶしぶ引き受けたリリフラウ。だが、婚約者候補の一人、リドリーを見た瞬間、リリフラウはヒートを迎えてしまう。第四王子らしき彼は、リリフラウの運命の番だった! さらに、リリフラウの婚約者候補のはずの、侯爵令息ウィンダムがアスターの運命の番だと判明。身分を偽ったままという罪悪感を抱えながらも、リリフラウは本能からリドリーに惹かれていき……!? 嘘から始まる、切なく甘いラブロマンス!
「出来損ない」オメガと幼馴染の王弟アルファの、発情初夜
ウィリアムは王族の傍系に当たる貴族の長男で、オメガ。発情期が二十歳を過ぎても来ないことから、家族からは「欠陥品」の烙印を押されている。
そんなウィリアムは、政略結婚の駒として国内の有力貴族へ嫁ぐことが決まっていた。しかしその予定が一転し、幼馴染で王弟であるセドリックとの結婚が決まる。
あれよあれよと結婚式当日になり、戸惑いながらも結婚を誓うウィリアムに、セドリックは優しいキスをして……。
そして迎えた初夜。わけもわからず悲しくなって泣くウィリアムを、セドリックはたくましい力で抱きしめる。
「お前がずっと、好きだ」
甘い言葉に、これまで熱を知らなかったウィリアムの身体が潤み、火照りはじめる。
※ムーンライトノベルズ、アルファポリス、pixivへ掲載しています
愛人は嫌だったので別れることにしました。
会社の先輩である健二と達哉は、先輩・後輩の間柄であり、身体の関係も持っていた。そんな健二のことを達哉は自分を愛してくれている恋人だとずっと思っていた。
しかし健二との関係は身体だけで、それ以上のことはない。疑問に思っていた日、健二が結婚したと朝礼で報告が。健二は達哉のことを愛してはいなかったのか?
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
ログインすると感想の投稿ができます。