前世を思い出した兄は私を悪役令嬢と言いますが、断じてそうなりませんわ!

幼い頃、階段を転げ落ちてしまったお兄様。
そのお兄様が前世を思い出したと騒がれた。
お兄様が言うには、私は第1王子殿下と婚約をし、いずれ物語のヒロインとなる令嬢を虐めて断罪されてしまう悪役令嬢だって、そうおっしゃいます。
お兄様はご自分の前世の記憶を信じておられて、事もあろうか、王子殿下にもそのことを話して私達の婚約を無かったことにしようとされました。
…でも、王子殿下はそんな兄をも受け入れ、大事な友として扱って下さり、私とも婚約をして下さいました。
お兄様がおっしゃるように、将来、私は婚約破棄をされてしまうのかしら?
私は自分に出来ることをしながら、将来の為に動くことを決めたのだった。
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