ゆるふわな王子様と契約結婚をしましたが、実は溺愛されているって本当かしら?

私、ソフィーリアは隣で眠る夫の寝顔を見ながら考えていた。
こんなはずではなかったと…。

夫であるこの国の第三王子のマルコス殿下と交流を持ってきた私。
お互いに婚約者が決まることもなく、結婚適齢期になってしまった。
今後、どうするのかと父と話す機会があった。
私は家のことは弟のミルリに家のことを任せるつもりであったから、今後の自分の処遇を考えなくてはいけなかった。
そうだ、自由になろう。

だけど、私の考えを打ち消すようにあれよあれよとマルコス殿下との結婚が決まってしまう。
とうとう式まで挙げてしまったけれど、これはきっと…そうよ、契約結婚だわ。
双方の理にかなっているもの。

そうして、私達は契約結婚を隠した夫婦として歩み始めるはずだった。
だけど…。

※ご都合主義の、ゆる設定です
※貴族の序列は気をつけてますが、ゆるっとしています
※拗らせ勘違い大好きな作者ですのでご容赦下さい
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