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第一章 『前皇帝と北境の主』
第一章6 『大嫌いなあなたに』
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マルガリータは手に帝都からの『宴会通知』を握ったまま、冷ややかな笑みを浮かべ、ふたたび暗闇と腐臭立ち込める地下室へと足を踏み入れた。
血の気が引く寒さとべたつく湿気が最も深く刺々しいその場所、その部屋に、彼はいる。
久々に響いた足音が耳に届くと、彼は反射的に身を固くした。鎖の音が、またじゃらりと響き渡る。
そういえば、昔はそっと近づくと壁に押し付けられて「二度とするな」と凄まれたこともあった。だが今は、マルガリータを抑え込むどころか、その小さな部屋から出ることさえできない。
マルガリータは牢屋の前で足を止め、観察するような、戯れるような視線でもって彼を見つめ続ける。その底知れない視線に、さすがのノアリデアートも顔を上げざるを得なかった。
「――何の、用だ」
「ここにいては、情報が伝わらないようですから」
マルガリータは手紙をぷらぷらと掲げて、感情を感じさせない声で話した。
「貴方の素敵な弟さんですが……貴方のお気に入りのアメリアさんと、日々お楽しみのようですね」
「……」
その切り出しに、ノアリデアートの瞳に刹那の警戒のようなものがよぎる。予測していた反応と違ったマルガリータは疑問に思いはしたが、話を続けた。
「帝都で酒池肉林してるそうですね。字のままですよ。浴室で美人さんと遊んでるんですって。親王……ああ今は陛下ですか、とても楽しんでますよ、貴方の蓄積した国の財産でね」
「……」
マルガリータは注意深く彼の反応を観察していたが、この言葉でついに感情の波が見えた。
やや神経が緊迫し、裏切りの痛みと屈辱の色がその目に灯る。しかしこの三年で一体何があったのか――、挑発的な発言を前にしても、憤怒の素振りは一切見せない。あるとしたら、悔しさが勝つようだ。
ならば、とマルガリータは軽い笑い声を上げる。
その声の質は唐突に転換し、ノアリデアートさえ思わず目を見張った。その冷酷で無機質で有無を言わせぬ口調が、誰を模倣しているかは明らかだったから。
「親衛隊隊長レオンハルト・グラーフ。家系は清し、忠誠は堅し」
それはかつて、ノアリデアートが腹心だったレオンハルト隊長を評価する際に語った言葉であった。
何をするつもりかと彼が問う前に、マルガリータは口調を回復させて続ける。
「けれど、彼の唯一の息子は錬金術に没頭して、グラーフ家を没落させるほどの債務を負った。債権者が誰かって……そりゃアメリアさんですよ! 彼女が金貸しを裏で糸引いてたんですね。貴方が廃位されたとき、親衛隊、助けに来てくれなかったでしょう? ちなみに今、親衛隊って解散してしまったんですよね……」
ノアリデアートの呼吸が瞬間、停止する。その指は無意識に下に敷いた布を握り締めており、関節が力の入れ過ぎで白みを帯びだした。
「財務大臣ローレンス、国家に心を尽くし、その命民に捧げた」
それも、ノアリデアートのかつての発言だ。控えめに言って暴君だった彼の、最上級の褒め言葉の数々であった。
それが、マルガリータの告発によってひとつひとつ覆されていく。
「そうですよねえ。だから彼は軍事予算をこっそり糧食の購入に使用したのがアメリアさんに『偶然』露見して、『慌てて』エルムライトに告発されたんですね。家族と自分の命と秤にかけたら、従う以外の道は彼にはなかったんですね。貴方が廃位される前の話ですよ。財政界がどうして突然貴方を支持しなくなったか、わかりましたか?」
「黙れ……」
ノアリデアートの喉の奥底から、掠れたうめき声がせり上がる。かつて視線一つで人を震え上がらせた、あの頃の空気を凍らす目を取り戻そうと、必死にマルガリータを睨みつける。
だが、その敵意はマルガリータの憐憫にも似た目の前に、あまりに無力であった。その目、その憐みこそが、彼にとってどんな嘲笑よりも屈辱であるのだから。
マルガリータは少しも止まらず、冷酷な殺人犯であるかのように、彼の過去の『信頼』を武器にして、少しずつ彼のまだ信じていたものを切り崩して踏みつけにする。
強大だった彼の勢力と版図をひとつずつ挙げては、いかにそれがエルムライトとアメリアによって瓦解させられたか、詳細にとくとくと語る。
腹心だった大臣も、将軍も、利益にくらみ、あるいは弱みを握られ、どのようにして裏切りに手を染め、ノアリデアートの帝国を埋葬する助太刀をしてきたのか。
ひとつひとつの名前が、陰謀が、真実が、既に満身創痍だったノアリデアートの心を刺し貫いて打ち付ける。
弟に、裏切られたのだと思っていた。だけれど、実際は帝国全てに捨てられてしまっていたのだ。信じられるものなどひとつもなく、全てがまやかしだったのだと、実感させられていく。
憤怒が蓄積される。激情に体が小刻みに震え、そのたびに鎖が不快な摩擦音を奏でる。
叫びたい。否定したい。だが、あまりの無力感と恥辱に苛まれ、言葉を発する事さえ叶わない。最後の矜持さえかき消されたノアリデアートの消沈をじっと見つめたマルガリータは、それ以上何も言わず、手にした手紙を彼の前に投げ渡した。
「あと、エルムライト陛下がアメリアさんと一緒に、うちにきて誕生日をお祝いするらしいですよ。貴方の誕生日、その次の日でしたっけ? ハッピーバースデイ、元皇帝陛下」
「黙れ――!」
がしゃん、と鎖がひときわ大きな音を奏でる。どの時よりも大きな激情が湧き上がり、鎖を引きちぎろうとするものの、魔力さえ封じるその鎖は物理的に力をどう加えたところで外れはしない。
裏切りへの憤怒。愚弄への恥辱。過去の愚かさへの憎悪。全てを失った絶望。その全てに引き裂かれるような苦しみに溺れる彼を見て、マルガリータは小さく首を傾げた。
「ああ、陛下……やっと、怒る心を思い出したのですか? でも残念ですが陛下、」
彼の心に刻みつけようとするかの声で、何か遠い過去を想い出すかのような瞳で、マルガリータはゆっくりと鉄の扉を開けて彼の前に立って見下ろす。
「――もう、わたしを平手打ちすることはできませんね」
「――」
平静な彼女の声が、ノアリデアートの暴れる憤怒を刺し貫いた。硬直した彼の動作が急にしんと止み、鎖を掴む手が力なく滑り落ちる。
こちらを凝視するマルガリータの視線から逃れるように、彼は再度壁に寄りかかり、珍しく視線を逸らした。
思いもよらぬ反応に、今度はマルガリータの方が目を見張ってしまう。せめて何か、恨み言くらいは言うだろうと思ったのに。
彼もまた、あの冷たい婚約期間に何か――なにか、思うところがあったのだろうか?
(いやいや、何考えてるの! 今は……そう、目的があるのよ)
静まり返った地下牢には、今や息を吸うことさえも辛そうな彼の弱い呼吸の音しかしない。
少し溜飲が下がったような思いと、もっと複雑な何か。いや、そう、こんな状態の人間を放っておくのは非人道的だ。だから、人道的処置という目的のために、これは仕方のない事だ。
マルガリータはもう一歩彼に近づくと、今度は目線に合わせるようにしゃがみこんだ。
血の気が引く寒さとべたつく湿気が最も深く刺々しいその場所、その部屋に、彼はいる。
久々に響いた足音が耳に届くと、彼は反射的に身を固くした。鎖の音が、またじゃらりと響き渡る。
そういえば、昔はそっと近づくと壁に押し付けられて「二度とするな」と凄まれたこともあった。だが今は、マルガリータを抑え込むどころか、その小さな部屋から出ることさえできない。
マルガリータは牢屋の前で足を止め、観察するような、戯れるような視線でもって彼を見つめ続ける。その底知れない視線に、さすがのノアリデアートも顔を上げざるを得なかった。
「――何の、用だ」
「ここにいては、情報が伝わらないようですから」
マルガリータは手紙をぷらぷらと掲げて、感情を感じさせない声で話した。
「貴方の素敵な弟さんですが……貴方のお気に入りのアメリアさんと、日々お楽しみのようですね」
「……」
その切り出しに、ノアリデアートの瞳に刹那の警戒のようなものがよぎる。予測していた反応と違ったマルガリータは疑問に思いはしたが、話を続けた。
「帝都で酒池肉林してるそうですね。字のままですよ。浴室で美人さんと遊んでるんですって。親王……ああ今は陛下ですか、とても楽しんでますよ、貴方の蓄積した国の財産でね」
「……」
マルガリータは注意深く彼の反応を観察していたが、この言葉でついに感情の波が見えた。
やや神経が緊迫し、裏切りの痛みと屈辱の色がその目に灯る。しかしこの三年で一体何があったのか――、挑発的な発言を前にしても、憤怒の素振りは一切見せない。あるとしたら、悔しさが勝つようだ。
ならば、とマルガリータは軽い笑い声を上げる。
その声の質は唐突に転換し、ノアリデアートさえ思わず目を見張った。その冷酷で無機質で有無を言わせぬ口調が、誰を模倣しているかは明らかだったから。
「親衛隊隊長レオンハルト・グラーフ。家系は清し、忠誠は堅し」
それはかつて、ノアリデアートが腹心だったレオンハルト隊長を評価する際に語った言葉であった。
何をするつもりかと彼が問う前に、マルガリータは口調を回復させて続ける。
「けれど、彼の唯一の息子は錬金術に没頭して、グラーフ家を没落させるほどの債務を負った。債権者が誰かって……そりゃアメリアさんですよ! 彼女が金貸しを裏で糸引いてたんですね。貴方が廃位されたとき、親衛隊、助けに来てくれなかったでしょう? ちなみに今、親衛隊って解散してしまったんですよね……」
ノアリデアートの呼吸が瞬間、停止する。その指は無意識に下に敷いた布を握り締めており、関節が力の入れ過ぎで白みを帯びだした。
「財務大臣ローレンス、国家に心を尽くし、その命民に捧げた」
それも、ノアリデアートのかつての発言だ。控えめに言って暴君だった彼の、最上級の褒め言葉の数々であった。
それが、マルガリータの告発によってひとつひとつ覆されていく。
「そうですよねえ。だから彼は軍事予算をこっそり糧食の購入に使用したのがアメリアさんに『偶然』露見して、『慌てて』エルムライトに告発されたんですね。家族と自分の命と秤にかけたら、従う以外の道は彼にはなかったんですね。貴方が廃位される前の話ですよ。財政界がどうして突然貴方を支持しなくなったか、わかりましたか?」
「黙れ……」
ノアリデアートの喉の奥底から、掠れたうめき声がせり上がる。かつて視線一つで人を震え上がらせた、あの頃の空気を凍らす目を取り戻そうと、必死にマルガリータを睨みつける。
だが、その敵意はマルガリータの憐憫にも似た目の前に、あまりに無力であった。その目、その憐みこそが、彼にとってどんな嘲笑よりも屈辱であるのだから。
マルガリータは少しも止まらず、冷酷な殺人犯であるかのように、彼の過去の『信頼』を武器にして、少しずつ彼のまだ信じていたものを切り崩して踏みつけにする。
強大だった彼の勢力と版図をひとつずつ挙げては、いかにそれがエルムライトとアメリアによって瓦解させられたか、詳細にとくとくと語る。
腹心だった大臣も、将軍も、利益にくらみ、あるいは弱みを握られ、どのようにして裏切りに手を染め、ノアリデアートの帝国を埋葬する助太刀をしてきたのか。
ひとつひとつの名前が、陰謀が、真実が、既に満身創痍だったノアリデアートの心を刺し貫いて打ち付ける。
弟に、裏切られたのだと思っていた。だけれど、実際は帝国全てに捨てられてしまっていたのだ。信じられるものなどひとつもなく、全てがまやかしだったのだと、実感させられていく。
憤怒が蓄積される。激情に体が小刻みに震え、そのたびに鎖が不快な摩擦音を奏でる。
叫びたい。否定したい。だが、あまりの無力感と恥辱に苛まれ、言葉を発する事さえ叶わない。最後の矜持さえかき消されたノアリデアートの消沈をじっと見つめたマルガリータは、それ以上何も言わず、手にした手紙を彼の前に投げ渡した。
「あと、エルムライト陛下がアメリアさんと一緒に、うちにきて誕生日をお祝いするらしいですよ。貴方の誕生日、その次の日でしたっけ? ハッピーバースデイ、元皇帝陛下」
「黙れ――!」
がしゃん、と鎖がひときわ大きな音を奏でる。どの時よりも大きな激情が湧き上がり、鎖を引きちぎろうとするものの、魔力さえ封じるその鎖は物理的に力をどう加えたところで外れはしない。
裏切りへの憤怒。愚弄への恥辱。過去の愚かさへの憎悪。全てを失った絶望。その全てに引き裂かれるような苦しみに溺れる彼を見て、マルガリータは小さく首を傾げた。
「ああ、陛下……やっと、怒る心を思い出したのですか? でも残念ですが陛下、」
彼の心に刻みつけようとするかの声で、何か遠い過去を想い出すかのような瞳で、マルガリータはゆっくりと鉄の扉を開けて彼の前に立って見下ろす。
「――もう、わたしを平手打ちすることはできませんね」
「――」
平静な彼女の声が、ノアリデアートの暴れる憤怒を刺し貫いた。硬直した彼の動作が急にしんと止み、鎖を掴む手が力なく滑り落ちる。
こちらを凝視するマルガリータの視線から逃れるように、彼は再度壁に寄りかかり、珍しく視線を逸らした。
思いもよらぬ反応に、今度はマルガリータの方が目を見張ってしまう。せめて何か、恨み言くらいは言うだろうと思ったのに。
彼もまた、あの冷たい婚約期間に何か――なにか、思うところがあったのだろうか?
(いやいや、何考えてるの! 今は……そう、目的があるのよ)
静まり返った地下牢には、今や息を吸うことさえも辛そうな彼の弱い呼吸の音しかしない。
少し溜飲が下がったような思いと、もっと複雑な何か。いや、そう、こんな状態の人間を放っておくのは非人道的だ。だから、人道的処置という目的のために、これは仕方のない事だ。
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