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第一章 『前皇帝と北境の主』
第一章23 『初めまして』
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エルムライト・ルカスとアメリア・ローズウェルという名の嵐は、北境にわずかな緊張感を残して去っていった。
氷結城もこれまで通りの秩序を取り戻したが、今日はその時以上の緊張感がマルガリータの執務室に走っていた。執務室の暖炉の火は十分に燃えているのに、冷ややかな空気感が部屋を支配している。
マルガリータは部屋の奥の机に寄りかかった状態で立っており、ノアリデアートは暖炉の傍の椅子に座らされていた。手枷は相変わらずついたままだが、鎖には繋がれていない。帝国軍もいない今、十分逃げられる状態ではあるが、彼は未だにそれを選択していない。
相変わらずの白シャツ黒ズボンの内側にある無数の傷口は、しょっちゅう開いて血を流すことは少なくなった。ただ、それでも時たま高熱が出たり、激痛が走ったりするのは仕方あるまい。
そんな彼を半ば睨みつけるようにして立っている四人は、何を隠そうマルガリータの腹心たちだった。
北境軍元帥アウグスト・ヴェルゼン。諜報局統帥カゲロウ。内政官ソフィア・ヴァノルテ。そして工業省代表グランツ・クロフォード。
誰もかれも、帝国の皇帝にいい印象など持っていない、生粋の北境人だ。
四人とノアリデアートの無言の対峙を打ち破ったのは、耐えきれなくなったグランツだった。
「おいおい、棒立ちになるなって。お嬢が俺たちを引き合わせたってこたァ、何か意味があるんだろ。別に復讐したい奴は好きにすりゃいいが、黙ってても何にもならねェよ」
彼は頭をガリガリとかくと、ノアリデアートのほうを見つめる。
よく見ると、洒落にならない大けがを負っているのが分かった。同情などしないが、少なくともグランツはこの状態の彼をどうにかしようだなんて思わない。
「結構重傷だなァ。でも、レガードの爺さんはすげェだろ。骨もすぐ繋がっちまうんだ。あー、なんて呼んだらいいんだ? 坊ちゃんとかでいいか」
「……なんでも、構わない」
そんな二人のやや打ち解けたような会話聞いて、アウグストが鼻で笑う音が部屋に響いた。
ノアリデアートの方も、なんともいえぬ気まずさにどうしたらいいか分からない。
許されないのが怖いのではない。むしろ、許される方がおかしいと思っている。だが心配しているのは、自分がここにいることが原因で、マルガリータとその部下の間の関係に亀裂が入ってしまうことだった。
ようやく止まった時間が動き出したところで、マルガリータは話し出す。
「とりあえず、知り合ってほしいの。帝国と対峙するにあたって、今日から彼を参謀の一人にするつもりよ。一応同僚になるから、ここで色々なわだかまりを解決しておいた方が、あとに響かないと思って」
「参謀だって?」
冷静にそう語るマルガリータに異議を申し出たのは、声を怒りで震わせるアウグストだった。
「お嬢、納得できねぇよ! 俺たち北境人がどれだけ帝国の皇帝の被害を受けてきたと思ってんだ! クソみてぇな奴らのごみ箱にしやがって、治安は悪くなるばかり。衝突も何度も起きてたし、ずっと差別的待遇を受け続けてきた! 俺たちの資源も、全部帝国に取られちまって、貧しくなるばかりだった。参謀って、政治の要の部分のブレーンになるんだろ。俺は、こんな奴を信用できねぇ!」
アウグストは荒くれ者ではあったし、現地の人に恐れられてはいたけれど、同時にきちんとした軍隊のない北境にとって、彼の組織は帝国からこの地を守る唯一の盾でもあった。
そんな彼は、この地で本当に様々なことを見てきたのだろう。その点で言えば、ここに来て三年しか経っていないマルガリータも、あまり多くは口を出せない。
彼の言い分は非常に感情的だったが、同時に北境人の心の声でもある。
ソフィアも眼鏡を押し上げて、静かに言った。
「この人でもこうなるのですから、もし前皇帝を参謀にしていることが知られたら、今まで築き上げたものが無駄になる可能性があります。私は、マルガリータ様をそのような危険にさらしたくはない。それにアウグスト元帥の言う通り、彼の忠誠を確かめる手段は、ないのですから」
ソフィアの言葉に、沈黙が下りる。それは理性的で、合理的な分析だった。
北境人は、ノアリデアートが政治の中枢にいることに対して、きっと納得しないだろう。
――その反感を上回るほどの、華々しい活躍がない限り。
「――エルムライトの軍隊の弱点は?」
マルガリータはアウグストとソフィアの言葉には答えず、ノアリデアートにそう尋ねる。
一瞬目を見張った彼だったが、皇帝としての事務をこなしてきた彼の頭はよく回った。すぐに目当ての情報を脳から探し出す。
「……ルカスは、中央突破を好む。騎兵と魔法使いが混同した部隊を使う。が、その連携は拙い。右と左の守りも薄い。指揮官カーロンは性急で怒りやすい人間で、気に食わないことがあるとすぐに発作を起こす。持久戦には向いていない。軍隊内部は恐らく賄賂が通用する。規範を破る人間が多い。上官も、見て見ぬふりがほとんどだ。正直、側面と内部から物理的、心理的攻撃を加えればすぐに瓦解する」
掠れた声で、やや苦労しながらノアリデアートは覚えている情報をすべて言い切る。
三年の監獄の中で、彼が出て来られないと信じ切っていた拷問官や審問官、そして彼を殺す気でいたエルムライト本人や獄中の他人の会話の中で、最新情報もしっかり捕捉していた。
当然、皇太子時代から見てきたエルムライトの弱点も加味して話している。内側から見ていないと知ることのできない情報に、興奮したカゲロウがメモをしていた。
アウグストの瞳の敵意が、徐々に驚愕と思索に取って代わられていく。
ソフィアも、やや眉をひそめて深く考えだした。グランツは何なら感心したような表情をしている。カゲロウは、この情報をどう利用するか既に考え出していた。
「……この通り、彼の有用性は十分示せる。過ちを認められる人間には、過去を改めるチャンスが与えられるべきだと思うの。北境人が認めてくれるくらい、信頼を積んで、功績を挙げればいい。こういうのは、時間をかけて積み上げていくもの。今は認められなくても、仕方がないわ。わたしだってここに来たときは、ムカつく帝国の高い身分を持つ人間って認識をされてたでしょう」
「それは……」
「すべてが終わったときに認められなければ、その時は彼の処遇はみんなの考えに任せるわ。ひとつ覚えておいて。帝国を相手にするのは簡単じゃない。どんな力も、使えるなら全て使うべきよ。わたしも、そうやって人を集めてきたじゃない」
その言葉に、アウグストが黙りこくる。確かに、以前の身分がどうだからと言ってノアリデアートを拒絶するより、その力を陣営に加える方が、メリットは大きい。
嘘を言う可能性もあるが、そもそも魔法を使えない状態の彼が、逃げるでもなく、マルガリータたちを騙して自分から処刑されに行くような行為をすることは考えにくい。
アウグスト自身だって、身分や過去に関わらず仲間を増やしてきたマルガリータの采配があったから、今ここにいるのだ。
黙ってしまったアウグストを見つめながら、ノアリデアートは思考する。
罪を犯した彼の命を取らず、ここまで雄弁に語って彼の此処に残ることを納得させようとしてくれている彼女に、自分はこの戦線の中で、何ができるのかを。
氷結城もこれまで通りの秩序を取り戻したが、今日はその時以上の緊張感がマルガリータの執務室に走っていた。執務室の暖炉の火は十分に燃えているのに、冷ややかな空気感が部屋を支配している。
マルガリータは部屋の奥の机に寄りかかった状態で立っており、ノアリデアートは暖炉の傍の椅子に座らされていた。手枷は相変わらずついたままだが、鎖には繋がれていない。帝国軍もいない今、十分逃げられる状態ではあるが、彼は未だにそれを選択していない。
相変わらずの白シャツ黒ズボンの内側にある無数の傷口は、しょっちゅう開いて血を流すことは少なくなった。ただ、それでも時たま高熱が出たり、激痛が走ったりするのは仕方あるまい。
そんな彼を半ば睨みつけるようにして立っている四人は、何を隠そうマルガリータの腹心たちだった。
北境軍元帥アウグスト・ヴェルゼン。諜報局統帥カゲロウ。内政官ソフィア・ヴァノルテ。そして工業省代表グランツ・クロフォード。
誰もかれも、帝国の皇帝にいい印象など持っていない、生粋の北境人だ。
四人とノアリデアートの無言の対峙を打ち破ったのは、耐えきれなくなったグランツだった。
「おいおい、棒立ちになるなって。お嬢が俺たちを引き合わせたってこたァ、何か意味があるんだろ。別に復讐したい奴は好きにすりゃいいが、黙ってても何にもならねェよ」
彼は頭をガリガリとかくと、ノアリデアートのほうを見つめる。
よく見ると、洒落にならない大けがを負っているのが分かった。同情などしないが、少なくともグランツはこの状態の彼をどうにかしようだなんて思わない。
「結構重傷だなァ。でも、レガードの爺さんはすげェだろ。骨もすぐ繋がっちまうんだ。あー、なんて呼んだらいいんだ? 坊ちゃんとかでいいか」
「……なんでも、構わない」
そんな二人のやや打ち解けたような会話聞いて、アウグストが鼻で笑う音が部屋に響いた。
ノアリデアートの方も、なんともいえぬ気まずさにどうしたらいいか分からない。
許されないのが怖いのではない。むしろ、許される方がおかしいと思っている。だが心配しているのは、自分がここにいることが原因で、マルガリータとその部下の間の関係に亀裂が入ってしまうことだった。
ようやく止まった時間が動き出したところで、マルガリータは話し出す。
「とりあえず、知り合ってほしいの。帝国と対峙するにあたって、今日から彼を参謀の一人にするつもりよ。一応同僚になるから、ここで色々なわだかまりを解決しておいた方が、あとに響かないと思って」
「参謀だって?」
冷静にそう語るマルガリータに異議を申し出たのは、声を怒りで震わせるアウグストだった。
「お嬢、納得できねぇよ! 俺たち北境人がどれだけ帝国の皇帝の被害を受けてきたと思ってんだ! クソみてぇな奴らのごみ箱にしやがって、治安は悪くなるばかり。衝突も何度も起きてたし、ずっと差別的待遇を受け続けてきた! 俺たちの資源も、全部帝国に取られちまって、貧しくなるばかりだった。参謀って、政治の要の部分のブレーンになるんだろ。俺は、こんな奴を信用できねぇ!」
アウグストは荒くれ者ではあったし、現地の人に恐れられてはいたけれど、同時にきちんとした軍隊のない北境にとって、彼の組織は帝国からこの地を守る唯一の盾でもあった。
そんな彼は、この地で本当に様々なことを見てきたのだろう。その点で言えば、ここに来て三年しか経っていないマルガリータも、あまり多くは口を出せない。
彼の言い分は非常に感情的だったが、同時に北境人の心の声でもある。
ソフィアも眼鏡を押し上げて、静かに言った。
「この人でもこうなるのですから、もし前皇帝を参謀にしていることが知られたら、今まで築き上げたものが無駄になる可能性があります。私は、マルガリータ様をそのような危険にさらしたくはない。それにアウグスト元帥の言う通り、彼の忠誠を確かめる手段は、ないのですから」
ソフィアの言葉に、沈黙が下りる。それは理性的で、合理的な分析だった。
北境人は、ノアリデアートが政治の中枢にいることに対して、きっと納得しないだろう。
――その反感を上回るほどの、華々しい活躍がない限り。
「――エルムライトの軍隊の弱点は?」
マルガリータはアウグストとソフィアの言葉には答えず、ノアリデアートにそう尋ねる。
一瞬目を見張った彼だったが、皇帝としての事務をこなしてきた彼の頭はよく回った。すぐに目当ての情報を脳から探し出す。
「……ルカスは、中央突破を好む。騎兵と魔法使いが混同した部隊を使う。が、その連携は拙い。右と左の守りも薄い。指揮官カーロンは性急で怒りやすい人間で、気に食わないことがあるとすぐに発作を起こす。持久戦には向いていない。軍隊内部は恐らく賄賂が通用する。規範を破る人間が多い。上官も、見て見ぬふりがほとんどだ。正直、側面と内部から物理的、心理的攻撃を加えればすぐに瓦解する」
掠れた声で、やや苦労しながらノアリデアートは覚えている情報をすべて言い切る。
三年の監獄の中で、彼が出て来られないと信じ切っていた拷問官や審問官、そして彼を殺す気でいたエルムライト本人や獄中の他人の会話の中で、最新情報もしっかり捕捉していた。
当然、皇太子時代から見てきたエルムライトの弱点も加味して話している。内側から見ていないと知ることのできない情報に、興奮したカゲロウがメモをしていた。
アウグストの瞳の敵意が、徐々に驚愕と思索に取って代わられていく。
ソフィアも、やや眉をひそめて深く考えだした。グランツは何なら感心したような表情をしている。カゲロウは、この情報をどう利用するか既に考え出していた。
「……この通り、彼の有用性は十分示せる。過ちを認められる人間には、過去を改めるチャンスが与えられるべきだと思うの。北境人が認めてくれるくらい、信頼を積んで、功績を挙げればいい。こういうのは、時間をかけて積み上げていくもの。今は認められなくても、仕方がないわ。わたしだってここに来たときは、ムカつく帝国の高い身分を持つ人間って認識をされてたでしょう」
「それは……」
「すべてが終わったときに認められなければ、その時は彼の処遇はみんなの考えに任せるわ。ひとつ覚えておいて。帝国を相手にするのは簡単じゃない。どんな力も、使えるなら全て使うべきよ。わたしも、そうやって人を集めてきたじゃない」
その言葉に、アウグストが黙りこくる。確かに、以前の身分がどうだからと言ってノアリデアートを拒絶するより、その力を陣営に加える方が、メリットは大きい。
嘘を言う可能性もあるが、そもそも魔法を使えない状態の彼が、逃げるでもなく、マルガリータたちを騙して自分から処刑されに行くような行為をすることは考えにくい。
アウグスト自身だって、身分や過去に関わらず仲間を増やしてきたマルガリータの采配があったから、今ここにいるのだ。
黙ってしまったアウグストを見つめながら、ノアリデアートは思考する。
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