『その秀女、道を極まれり ~冷徹な親衛隊長様なんてこうして、こうよっ!!~』
「親衛隊長様なんてこうして、こうよっ!!」
周琳華は大人げも無く、しかし確実にキレていた。確かに酷い言われようであったが彼女にとって彼の言葉の全部が図星だったのだ。
(このわたくしが、この周琳華が殿方にこうもけちょんけちょんに完膚なきまで事実を突き付けられて馬鹿にされる日が来るなど……っ!!)
おしとやかさを気取っていても見破られていたし、咄嗟の物事に対し気を取られがちになっている事も見抜かれて……。
・・・
とある王朝のとある時期。
次期皇帝たる年頃の皇子のための正室、側室候補を決める『秀女選抜』が行われ――それから程なくして仮の入宮と相成った上級貴族の娘である『周琳華(20)』は父親から、正式には皇帝からの密命を受けて後宮内で暗躍するようなしないような。
正統派中華後宮モノと見せかけてちょっと様子のおかしいハッピーエンドストーリー。
(ライトな表現の為に作中、カタカナ語を使用しています)
(他投稿サイトにも掲載)
周琳華は大人げも無く、しかし確実にキレていた。確かに酷い言われようであったが彼女にとって彼の言葉の全部が図星だったのだ。
(このわたくしが、この周琳華が殿方にこうもけちょんけちょんに完膚なきまで事実を突き付けられて馬鹿にされる日が来るなど……っ!!)
おしとやかさを気取っていても見破られていたし、咄嗟の物事に対し気を取られがちになっている事も見抜かれて……。
・・・
とある王朝のとある時期。
次期皇帝たる年頃の皇子のための正室、側室候補を決める『秀女選抜』が行われ――それから程なくして仮の入宮と相成った上級貴族の娘である『周琳華(20)』は父親から、正式には皇帝からの密命を受けて後宮内で暗躍するようなしないような。
正統派中華後宮モノと見せかけてちょっと様子のおかしいハッピーエンドストーリー。
(ライトな表現の為に作中、カタカナ語を使用しています)
(他投稿サイトにも掲載)
あなたにおすすめの小説
「あと一度で離縁ですね」と笑ったら、旦那様が夕食の席に来なくなりました
私の結婚は、三百六十五回の夕食で終わります。
仕事しか見ない孫を案じた亡き公爵夫人の遺言は、「妻と同じ食卓を囲み、三百六十五回の夕食を共にすること」。冷血公爵と呼ばれる旦那様と、母の書店を買い戻したい私は、納得ずくで契約結婚を結びました。数え終えた翌朝、預けてある離縁状が受理されます。
「明日が三百六十五回目。あと一度で離縁ですね」
「……そうか」
泣いてしまいそうだったので、笑って言いました。
その翌晩から、旦那様が夕食の席に来なくなりました。
馬車の中でクルミを三粒。医師に止められた夜食。四日目には執事の説明も尽きて――「旦那様は執務室で、夕食を召し上がらない努力をなさっています」。廊下ですれ違えば、お腹は正直に鳴っているのに。パンを勧めても「食事とパンの境界は曖昧だ」と逃げていきます。
それならばと、私は最後の一食を籠に詰め、執務室の扉を叩きました。
異世界恋愛・一話完結。悪役も、ざまぁも、特殊能力もありません。あるのは契約書と、一年ぶんの食卓だけです。
【完結】「愛さない」宣言されたので喜んで引きこもりお飾り妻ライフを遂行していたら、求めていない溺愛が始まった
結婚初夜、夫となった公爵・クインから「お前を愛すつもりはない」「妻としての振る舞いを求めない」と告げられたメリッサ。
悲しみに暮れる……かと思いきや、彼女は心の中で歓喜に打ち震えていた。
家族に「無能」と蔑まれ、部屋に引きこもることが唯一の安らぎだったメリッサは、政略結婚で嫁いだ先でも息の詰まる日々が続くと覚悟していたのだ。
(つまり私はお飾りの妻ってこと!? これってもしかして、旦那様公認の三食昼寝付き引きこもりライフを決行できる!? 最高!!)
夫の言葉を忠実に守り、徹底的に気配を消して過ごすメリッサ。
使用人には「夫を想う健気な奥様」と勘違いされ、彼女の引きこもり生活はますます快適なものになっていく。
しかし、ふとしたきっかけでメリッサの隠れた聡明さが、使用人と冷徹なはずの夫に知られてしまい——?
自称一般人のお飾り希望ポジティブ鈍感妻×仕事では容赦ないはずなのに私生活では色々ちょろめな旦那様のラブコメです♡
◇◇◇◇
【お知らせ】
現在長編版として短編の続きを執筆中です。
年内には投稿したいと思ってます。
投稿の目処が立ちましたら、話数を更新&近況報告にて告知します*_ _)
※全6話
※AI不使用です。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております。
婚約破棄されたので、蜂も連れて出ていきます 〜蜂のいない果樹園に、実がなるとお思いで?〜
王都の夜会で、わたくしは婚約を破棄されました。理由は「その手を見ろ」。蜂に刺された痕だらけの手が、侯爵家の恥だと。
「我が領の果樹園に据えられた箱は、すべて焼き払う」
「では、持ち帰る許可をいただけませんか」
「持っていけ。一匹残らずだ」
――承知いたしました。一匹残らず、でございますね。
その夜のうちに、四十二の巣箱を運び出しました。
花は、それだけでは実になりません。運ぶものが要るのです。けれどあの方は三年間、一度も果樹園に足を運ばず、木は勝手に実るものだと信じておいででした。
やがて訪ねてきたのは、十年も果樹が実らぬ北の辺境伯。「木ではなく、土でもなく、虫が」——わたくしの言葉を、手帳に書き留めてくださる方でした。
北の丘に緑の粒が実る頃、南の果樹園は花だけを咲かせて秋を迎えます。
異世界養蜂ざまぁ・一話完結。ヒロインの武器は特殊能力ではなく、百年ぶんの帳面です。
「心配しすぎで役立たず」と婚約破棄された令嬢ですが、私だけが災厄の前兆を見抜けるので、辺境公爵様に必要とされています
「心配しすぎで役立たずだ」
婚約披露の場で王太子レオンハルトから婚約を破棄された公爵令嬢ミレーヌ。
彼女には、地中を巡る金色の流れと、災厄の前兆である黒い亀裂が見えていた。だが、いくら危険を訴えても「考えすぎ」と退けられ、ついには居場所まで失ってしまう。
そんなミレーヌへ手を差し伸べたのは、災害の多い辺境を治める公爵カイルだった。
「君の心配には根拠がある。私の領地には、君が必要だ」
初めて警告を信じてくれる人と出会ったミレーヌは、洪水や鉱山崩落の危機から領民を救い、少しずつ自分の慎重さを受け入れていく。
しかしその頃、彼女を追い出した王都の地下では、国を揺るがす巨大な亀裂が広がっていた――。
これは、欠点だと思っていた「心配性」で多くの命を救い、自分の役目と居場所、そして愛を手に入れる令嬢の物語。
離縁してください!!
「旦那様。わたくしと離縁してください!」
セラフィーナ・バスクチュアルは、結婚三周年の日、夫であるアランにそう告げた。
十五歳で十歳年上の騎士団長アラン・ド・バスクチュアル公爵と結婚したセラフィーナ。
けれどそれは、最初から三年間と決められた契約婚だった。
『君のことを愛することはできない。これは三年間の契約婚だ』
そして約束の日を迎えた今、セラフィーナは離縁し、自分の人生を歩き始める。
小さな癒しの加護を持つ彼女が選んだのは、町医者の助手として働く道。
初めて自分で稼いだお金。
初めて自分で選ぶ毎日。
誰にも決められない、自分だけの人生。
そんな日々の中、魔物討伐へ向かう騎士団に同行することになったセラフィーナは、思いがけず元夫アランと再会する。
離れて初めて知った、旦那様ではない彼の姿。
そして――。
一人でも生きていけるようになったセラフィーナは、やがて気づいていく。
一人で生きていけることと、
一人で生きたいことは、
同じではないのだと。
これは、誰かの言うとおりに生きてきた一人の少女が、自分の人生を選び――そして初めて「愛すること」を知る物語。
妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。
完璧な政略結婚のはずでしたが、宰相閣下の“私の妻”扱いが甘すぎます
政略結婚のはずでした。
家同士の利も、立場の釣り合いも、全部きちんと整った、完璧に合理的な結婚。
……なのに、夫となった冷徹宰相は、なぜか人前で私を「最高の妻」と紹介し、暮らしを完璧に整え、他人に近づかれると不機嫌になってしまいます。
“天使”と噂される穏やかな令嬢フィオナもまた、
そんな不器用な優しさに少しずつ心をほどかれて――。
これは、条件で選ばれたはずの夫婦が、
いつの間にかお互いを“ただ一人”として欲しくなるまでの、甘くてやさしい政略結婚物語。
(完結済ー全8話)
我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?
「クロエに子供ができた。準備が整い次第、離れで暮らすことになるからそのつもりでいてくれ」
普段ほとんど屋敷にいない夫が前触れもなく告げてきた言葉をきっかけに、レティシアは“三年間”の契約を終わらせることにした。
赤の他人を屋敷に迎えることはしない。
不要なものに感情を砕く理由などない。
「だって、面倒でしょう?」
不誠実な夫も、無意味な結婚も、
この際すべて切り捨ててしまいましょう。