正義の公安魔法科にスカウトされたけど、敵の方が正義に見える件

高校生・尾上啓介は、何の才能もない“ただの一般人”だった。
——ある日、突如として誘拐されるまでは。

目覚めたのは、見知らぬ倉庫。
暴力、魔法、そして、命の危機。
啓介の前で繰り広げられる異能バトル。そして彼は「見てはいけないモノ」を見てしまう。

その瞬間から、彼の運命は変わった。
公安魔法科——国家直属の魔法治安組織からスカウトされる啓介。
「見た者は生かせない」という掟の例外として、組織に迎え入れられる彼は、仲間と共に正義の名の下に事件に立ち向かう。

だが、次第に明らかになる公安の“もうひとつの顔”。
そして現れる謎の男。

啓介の両親、親友の死、記憶に残る一つの影——
すべてがひとつにつながる時、彼が選ぶのは「国家」か「裏切者」か。
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