恋を諦めた聖女は、それでも想い人の幸せを願う

【旧題】大好きです、さようなら

私が営むカフェには、ちょっとした幸運特典がついている。なぜなら私は「導きの聖女」だったから。

異世界を救って現世に戻ってきた私は、僅かに残る導きの力を使って、訪れるお客様に小さな幸せのきっかけをプレゼントする。

これは恋を諦めた私の、密かな楽しみ。それが、異世界に住むあの人の幸運に繋がる筈だと信じてるから。

なのに時折夢に見るあの人は、どうしてあんなに辛そうなの……?


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