泡沫の花嫁は、鬼の王に愛される
人魚の血を引く人と鬼の血を引く人が共存する世界。
人魚島の長と妾の子として生まれた月詠(つくよ)は、赤が斑に混じった黒髪と、首元から下にある赤と白の模様のせいで「人魚の面汚し」と蔑まれ、奴隷のように扱われていた。そんな彼女を救ったのは、青い髪と赤い瞳、褐色の肌を持つ屈強な鬼の青年、冬鬼(とうき)。彼は、人魚島の娘を女性として見ることができず、義務的な結婚に反発していたが、偶然出会った月詠の神秘的な姿と歌声に心を奪われる。
「一年だけ、俺の妻になってくれないか」
これは、愛を知らない二人の「契約」から始まる物語。
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