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9章

143 お昼御飯とばーば

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キラティア 視点

ただいま!

お昼になったので僕達は家に戻って来た。
さっきオヤツ食べたから少しルナママに減らしてもらおう。

トントントントン…

僕はいつも通り玄関のドアをアホ毛で叩いた。

「おかえりなさい!少し汚れてるわね。着替えしたら昼ごはんにしましょうね!」

あーい!

さっきと同じくルナママが迎えてくれた。
僕はカゴを玄関に置くとルナママがカゴの中のくーちゃんを取り出した。

「あら?クリスちゃんの頭に付けている青い羽根って不死鳥の羽根よね…どうしたの?」

青い鳥さんに干し芋あげたら貰った!ママにあげる!

「え!?いいの?なら、干し芋追加してあげるわね!」

やったー!ありがとう!

「じゃあ、お着替えしましょうね。」

そう言われ着替えたのはウサギさんのパジャマだった。
他は洗濯中らしい…毎日何回も着替えているから仕方ないね!

さて、ごはんごはん!
ぱくっ!もぐもぐ…うまうま!けぷっ!

お腹いっぱい…ふぁ~…

「あらあら…おネム?じゃあ、ベッドで寝ましょうね。」

あーい…スー…

僕達はお昼寝をした。



…zzz

『ウサギ』

『かんころ餅』

…ぴく!

『かんころ餅』

かばっ!

キョロキョロ…?

『ティーちゃん起きたかなぁ?おはよう!ばーばだよ!』

「ばーば?」キョロキョロ…

辺りを見回すがばーばの姿はなかった。

『ふふ…風の伝達魔法で語りかけているのよ。驚いたかしら?』

うん、驚いた。

『そっちの声が聞こえないのが難点よね。千里眼で姿が見えるのに…』

よくわからないけど、手を振っておこう!
ふりふり!

『あ!ティーちゃんが手を振った!可愛い!』

喜んでいるようでなによりだ。

『本題に入るわね。今度干し芋大好きなティーちゃん達を干し芋をたっぷり使ったかんころ餅を作るうさぎ種の村に行くからお土産で買って行くからね!』

かんころ餅?くれるの?やったー!

『喜んでいるのが見えるわ!あら?時間?じゃあねティーちゃん!』

ばーばの魔力が感じなくなった。

さて、ママの所に行こうかな?
くーちゃん起きて!ゆさゆさ…むぎゅ!

寝ぼけたくーちゃんは僕の上に乗り丸まった。
どうやら眠いけど離れたくないようだ。

ププちゃんを置いておく訳にはいかないからくーちゃんのウサギに乗せよう。

僕はププちゃんを背中で丸まっているくーちゃんの上に乗せた。

さて、ベッドから抜け出すか。
そういえば関係ないが朝にウサギのメダルを着けたお姉さんがいたな…

僕達は転移すると知らない場所にいた。

あれ?
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