異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?

シ・ガレット

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4巻

4-1

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 第1章 王都パミルでの出会い



 1 おしの


 日本から異世界ヴェルドミールへ飛ばされてきたおっさん、タクマ・サトウ。
 守護獣しゅごじゅうであるおおかみのヴァイス、とらのゲール、さるのネーロ、たかのアフダル、そして新たに仲間になったドラゴンのジュードとともに旅を続ける彼は、各地で孤児こじを見つけては、鉱山都市トーランの孤児院へ送り届けていた。
 積極的に孤児を保護していたということもあって、孤児院はすぐに満杯になってしまったのだが、トーランの領主コラル・イスル侯爵こうしゃく口利くちききによって、タクマは大きな屋敷を手に入れた。
 その屋敷にタクマは、多くの人々を保護し、孤児はもちろん悪い貴族に捕らえられていた人々、さらにはその家族さえ住まわせた。
 そうしてタクマは、生活の基盤を確かなものにしていくのだったが……またもや厄介事が噴出する。コラルに、自分が異世界から来た転移者てんいしゃであると打ち明けたのをきっかけに、王と謁見えっけんすることになってしまったのだ。
 どうやら過去において、タクマ以外にも別の世界から来た者がいたらしい。
 しかし、転移者は強大な力を持つゆえに、力の使い方を誤って国を滅亡の危機におとしいれてしまったという。そのような危機を避けるため、王はタクマとつながりを作っておきたいようだった。
 新たな面倒事の匂いを感じ取ったものの、タクマは世話になっているコラルの顔を立てるために王都行きを決心した。
 ところが、タクマの不安は的中する。
 王都までの道中で暗殺者に狙われ、到着してからは使いの者に絡まれたりしたのだ。
 王との謁見自体はとどこおりなく進み、自分に有利すぎる契約を交わすことができたものの、タクマはぬぐい去ることのできない不信感をつのらせるのだった。


    ◇ ◇ ◇


 急な夜中の謁見から数日が過ぎ、タクマたちは王都での生活を満喫していた。
 同行してもらったファリンは息子のことが気がかりだったようなので、空間跳躍くうかんちょうやくで帰してあげた。
 本当は一緒に謁見してもらう予定だったのだが、コラルに確認してみると、契約書に異論がなければタクマだけでいいということなので帰宅させたのだ。
 パミル王都にあるコラル・イスルの別宅の応接室で、タクマは難しい顔をしている。隣に座るコラルはもっと複雑な顔をしていた。
 タクマはその表情のまま、コラルに尋ねる。

「コラル様。この国の王は自由に外を出歩くことができるのですか?」
「できるわけないだろう。城から出ることはほとんどないはずなのだ。だからこそ困っている」

 タクマとコラルは、二人の対面に座る人物に目を向けた。

「どうしたのだ? 二人とも難しい顔をして」

 そう言って首をかしげるのは、王である。

「国王様。なぜここにいらっしゃるのですか? 仕事は山積みのはずですが……」
「仕事はしっかりと済ませてあるぞ? おかげで昨日は徹夜になってしまったがな」

 どうやら国王はここに来るために、仕事を前倒ししてきたようだった。
 護衛で付いてきた近衛このえの騎士は困った顔をして様子をうかがっている。タクマは王の相手をコラルに任せてその場を離れ、近衛に尋ねた。

「王が外出していることを城の者は知っているのか? どう考えても許されるとは思えんのだが」
「ええ……タクマ様の予想通り、大反対をされていましたね。ですが、行かせてくれないなら抜け出してでも行くとおっしゃりまして……」

 近衛はそう言うとため息をついた。

「なるほど。苦労したみたいだな。まあ、この家にいる間は休憩でもしててくれ。ここは俺の結界が張ってあるから安全だしな。帰りは危険があると困るから送っていこう」

 タクマは使用人を呼びつけると、近衛たちにお茶や食べ物を出すように頼んだ。
 近衛とタクマが話をしている間、王はコラルからしっかりと説教(?)されていた。それが終わりそうな頃合いを見て、タクマは応接室のソファーへ戻る。
 コラルが王に、諭すように告げる。

「今回はすでに来てしまっているので仕方ありませんが、次からは自分の立場を理解して行動してください」
「はい……」

 大の大人がガックリと肩を落としている。タクマは思わず苦笑したものの、たすぶねを出してあげることにした。

「コラル様。もうこの辺でやめておきましょう。もういらしてしまったのですから」
「そうだな……ところで国王様は、どんなご用でいらしたのですか?」

 コラルが聞くと、王は急に元気になり話し始めた。

「うむ! ここに来ることが目的でその後は考えていない! ……っていうのは冗談で。タクマ殿とじっくりと話したかったのだ」

 王はなぜか上機嫌である。

「俺は……いや私は、呼んでいただければ伺いましたよ」
「それでは落ち着いて話せないではないか。ゆっくり話したいので、こちらから出向くことにしたのだ」

 そう言うと、王はどんどん話していく。
 まずは、アコール元侯爵の顛末てんまつについて。
 アコールは王都に向かうタクマに暗殺者を差し向けた黒幕で、すでに死罪とされたらしい。ちなみに、なぜアコールがタクマを狙ったのかというと、タクマがパミル王国に力を貸すことを恐れたため。秘密裏に魔法国マジルに通じていた彼は、暗殺完遂後に亡命するつもりだったようだ。
 次に話したのは、タクマ自身について。
 貴族たちに秘密厳守で、タクマが転移者であることを伝えたらしい。そうすることで彼の危険性を知らしめ、タクマと敵対することを国として禁止したという。この命令を無視した場合は、厳罰に処せられるようだ。
 最後に、タクマがお土産みやげとして渡した酒について。
 やはり地球の酒は最高だったそうだ。今まで飲んでいた酒が飲めなくなったと王は笑っていた。
 ひと通り話を聞いたタクマは率直な感想を伝えた。

「最後の酒の件はともかく、他の話は次の謁見のときでよかったのでは?」
「確かにそうなんだが、君も早く知りたかっただろう? 謁見は肩がるしな」

 そう言って王は、肩をすくめる。それを見てタクマはやれやれとため息をつきつつも、わざわざ話してくれたことに感謝した。
 その後は時間の許す限り、くだらない話をして過ごした。途中昼食を挟んでも、話は尽きなかった。
 外を見るとすっかり暗くなっている。近衛たちがそろそろと促すので、タクマは王を城まで送ることにした。
 タクマが転移者であるのを王に報告した際に、彼が空間跳躍を使えることは伝え済みらしい。そんなわけで、遠慮なく使うことができる。
 転移先は、無人だという謁見の間。
 王が乗ってきた馬車は後日コラルに返却してもらうことにして、タクマは城へ跳ぶのであった。



 2 息抜き


「アウン!(父ちゃん、楽しいねー!)」

 楽しそうにタクマに吠えているのは、狼のヴァイスだ。

「ミアー!(お父さん、こっちー!)」

 虎のゲールは甘えた声を出している。

「キキ?(ご主人、泳いでいい?)」

 猿のネーロは元気いっぱいである。

「キュイ!(木がいっぱいで元気になるー!)」

 子竜のジュードは何にでも興味津々きょうみしんしんだ。
 ヴァイスたちは、久しぶりに訪れた広い森で元気に走り回って遊んでいた。ちなみに鷹のアフダルは、タクマの肩の上で彼らがはしゃぐのを見ている。
 アフダルが心配そうにタクマに尋ねる。

「ピュイー?(良かったのですか? 誰にも言わずに来てしまって)」
「ん? 謁見まで待たないといけないのは分かっているが、町の外に出ては駄目と言われてないしな。それに何かあれば、コラル様が遠話えんわで呼んでくれるだろ?」

 タクマはコーヒーを飲みながら、ヴァイスたちが元気に遊んでいるのを微笑ましく見ていた。
 なぜこの森に来たのかというと――王都に飽きてしまったからだ。
 それに、ヴァイスたちも慣れない環境でストレスが溜まっているようだったので、コラルが寝ているうちに王都を抜け出したというわけである。
 今タクマたちがいるのは、王都から50キロメートルほど離れた人気ひとけのない河原だった。


    ◇ ◇ ◇


 さかのぼること数時間前。
 日は出ておらず、辺りはまだ真っ暗だ。目が覚めたタクマは着替えを済ませ、ソファーで一人コーヒーを飲んでいた。
 すぐにヴァイスたちも起きてくる。

「アウン……(父ちゃん、おはよー……)」
「ミアー……(おはよう、お父さん……)」
「ピュイ(おはようございます)」
「キキ……(ご主人、おはよー……)」
「キュイ……(タクマ兄ちゃんおはよ……)」

 いつもはすごく寝起きが良い子たちだというのに、ここ数日は元気がない。理由は明らかで、王都で息苦しい思いをしているのだ。
 そんな彼らを見て、タクマは決心する。

「みんな元気がないな……よし! 今日は王都を出て、気晴らしに行こう!」

 タクマがそう宣言すると、皆驚いた顔をした。

「アウン!?(良いの!?)」
「ミアー!(外行きたかったのー!)」
「ピュイ?(良いのですか?)」
「キキ!(森に行きたいなー!)」
「キュイ!(僕も外行きたいー!)」

 こうしてタクマは、ヴァイスたちのために王都を離れると決めた。
 紙とペンを取り出すと、コラル宛に書き置きをしておく。それから準備を整え、家に強力な結界の魔法を施して家を出た。誰かに目撃されると面倒だったので、しっかりと隠密おんみつの魔法を自分たちに使う。
 そうして誰にも気づかれることなく、タクマたちは無事に王都を出たのだった。


    ◇ ◇ ◇


 タクマたちはのんびりした時間を過ごしている。
 久々に制限なく動けるということもあって、ヴァイスたちは自然を満喫していた。
 川に入って水浴びをしたり、木登りをしてみたり、森の中で走り回って競争したり、王都では味わえない自然そのものを楽しんでいる。
 そんなヴァイスたちの生き生きした姿を見て、タクマはにこやかな笑みを浮かべていた。
 タクマの周囲を飛び回りながら、ナビゲーションシステムのナビが話しかけてくる。

「マスター、やはりヴァイスたちは自然の中にいるのが一番生き生きしていますね」
「ああ、このところ家にこもりきりだったから尚更だろうな。もっと早く連れてきてやるんだったよ。ナビも外に出られたほうが楽だろう?」
「どちらかと言えばそうですが……でも、マスターの中も快適ですよ。外の様子はマスターの目を通して見えますし」

 ナビも開放的な気分になっているようだ。いつもより声が弾んでいる。

「マスターも自然の中のほうが好きみたいですね。表情が柔らかいです」
「そうか? まあ、静かなところは好きだからなあ。ゆったりと過ごせるのは幸せなことだろ?」
「そうですね。でも私はマスターといられればそれだけで幸せなんです。それこそ、どこにいても大丈夫なんですよ。そうではあるんですが……やっぱり、自然は落ち着きますね」
「だよな。本当は町に住むよりも、こういった自然の多いところで暮らしたいよな。だが、子供たちのことを考えてみるといろいろ無理があるか」

 今のトーランでの生活に不満はない。だが、町から離れたところで生活したいという思いもある。タクマは、人ごみの中より自然が好きなのだ。
 しかし、孤児たちの教育や安全を考えた場合、トーラン以上の環境を用意するのは不可能に思われた。

「マスター、空間跳躍の魔道具を設置するというのはいかがでしょう? そうすれば町から離れたところにすぐに行けるようになりますし、それでいて今と変わらない生活も維持できると思います。新たに用意した敷地には、マスターが結界を張れば安全ですし」

 ナビの提案を、タクマは思案する。

「魔道具か、その手があったな。魔道具なら異世界商店に売ってるかもしれんし、なければ自分で作ってみるのもありだな。ナイスアイデアだ」

 タクマは前向きに考えてみることにした。

「みんな! ちょっと来てくれるか?」

 さっそくヴァイスたちを集める。ナビと話した内容を伝えると、全員が目を輝かせて賛成してくれた。
 ヴァイスたちは町にいるのも嫌いではないのだが、どうしても自然が恋しくなってしまうらしい。引き取った子供たちや一緒に住んでいる者たちが賛成してくれるなら、ぜひ自然の中で暮らしたいそうだ。

「そうか。じゃあ、トーランに帰ったら、みんなで会議をしようか?」
(((((賛成ー!)))))

 それからタクマたちは、そのまま泊まることにして、休日を思う存分楽しんだのだった。



 3 書き置き


 タクマたちが王都を出て森へ到着した頃、コラルの屋敷ではちょっとした騒ぎが起きていた。
 食事の準備を終えた使用人が、タクマたちを呼ぼうと部屋を訪れたのだが、返事がなかったのだ。いつもは呼びかけたら必ずドアを開けてくれたのに、今日は反応がまったくない。心配になった使用人が静かにドアを開ける――
 部屋は、もぬけのからだった。
 タクマたちの代わりに、テーブルの上には一通の封筒が置かれていた。コラル宛てだったので、使用人はその封筒を持って執務室へ急いだ。

「失礼します。緊急です」

 ノックをして入室した使用人がそう言うと、コラルが応対する。

「緊急とは穏やかではないな。どうしたのだ」
「朝食の準備が終わったのでタクマ様を呼びに行ったのですが……部屋はもぬけの殻でした。そして、テーブルにこれが……」

 使用人から封筒を受け取ったコラルは、さっそく開封してみた。


 コラル様
 王都に飽きたので、ちょっと遊びに行ってきます。
 ヴァイスたちも慣れない場所でストレスが溜まっているみたいです。帰りの時間は分かりません。もしかしたら、一泊してくるかもしれません。
 ですが、心配は無用です。
 緊急時には遠話を使ってもらえれば戻るようにします。
 それと、これは私のわがままなのですが、もし謁見が今日か明日になってしまうようであれば、ずらしてくださいませんか? 謁見も大事だと思っているものの、私にとってはヴァイスたちのほうが大事なのです。大変申し訳ないのですが、よろしくお願いします。
 そうそう、邸宅にはしっかりと結界を施してありますので安心してください。
 結界が張ってあっても、家の者は出入りできるようにもしてあります。外を出歩く場合は、必ず護衛をつけてくださいね。
 タクマ・サトウ


 読み終えたコラルは頭を抱えてしまった。

「タクマ殿……行くのは止めんから、事前に知らせてくれ。ともかく仕方ない。城に行って謁見の日程調整を頼んでこなければ……」

 コラルの穏やかでない様子を見た使用人が尋ねる。

「あ、あの。タクマ様たちは……」
「ああ、タクマ殿たちは気晴らしに出たそうだ。今日は帰ってくるか分からんらしい。食事はいらんのだろうな」
「分かりました。他の者にも伝えておきます」

 それからすぐにコラルは、日程調整のために王城へ行った。
 王が置いていった馬車を、ついでに返却しておく。
 城内へ入ったコラルは、さっそく係りの者を見つけたので、話しかける。

「謁見の日取りはどうなっている?」
「は! コラル様とタクマ・サトウ殿の謁見は……明後日の朝からになっております」

 どうやら日程を変更する必要はなかったようだ。
 続いてコラルは、王の執務室に向かった。ちなみにコラルは、先日の説教(?)事件以来、王の執務室へ自由に出入りできるようになっていた。
 執務室のドアをノックして声をかける。

「おはようございます」
「おお、コラルではないか。今日はどうしたのだ?」

 コラルは、タクマが置き手紙を残してどこかに行ってしまった旨を伝えた。

「はっはっは! タクマ殿らしいな。実に自由だ。やはりあの従魔じゅうまたちと同様、タクマ殿も静かなところが好きなんだろうな」
「おそらくそうでしょうな。トーランにいるときも定期的に外出しているようでしたし」
うらやましいことだ。自由なタクマ殿に対して我は、お前のところに行っただけで宰相さいしょうから長い時間説教を受けた。それにお前からもな。たまに王という身分をうらめしく思うわ」
「人というのは他人の物ほど羨ましくなるものです」

 そう言ってコラルは、遠回しに軽率な行動をいさめた。

「これからは自重じちょうしてくださいね。近衛にも迷惑がかかりますから」
「うむ。気をつけよう。ところで、あの件はどうなっている?」

 急に真面目モードに変わった王が尋ねてくる。あの件というのは、タクマとの不可侵契約のことである。

「タクマ殿との契約に反対している者は、あの夜に謁見の間にいた数名です。彼らにも何か理由があるんでしょう」

 続けてコラルは、声をひそめて言う。

「それで、少しばかり調べてみたところ……どうやら、不正をしている可能性がありました。さらに調査してみると、私兵の給与を水増しして、補助金を横領しているようで……」

 王は厳しい顔をして告げる。

「そうか。では、それを口実こうじつ閑職かんしょくへ異動だな。それと監視も必要だ」
「すでに手は打ってあります……あとは国王様の署名だけです」

 そう言うとコラルは、ふところから書類を取り出した。
 王は内容を確認するとゆっくり頷く。書類には、反対している者たちすべてが政治とかけ離れた部署へ異動する手はずが整えられていた。

「仕事が速いな。では、この内容で内示を発行しよう」

 王は受け取った書類を自分の机にある未処理の束の上に置く。
 それから王とコラルは酒の話を始めた。

「しかし、タクマ殿がくれた酒は絶品だったな。タクマ殿の故郷では、いつもあんな酒を飲めるのだろうか?」
「どうでしょう? あれほどの高級酒を飲める者は限られるのではないでしょうか?」

 タクマが二人に贈呈したお酒は二種類あったが、どちらもそれほど高級ではなかった。当たり前だが、そんなことは二人の知るところではない。
 王はタクマにもらったお酒のことを思いながらつぶやく。

「あれほどの酒が造れたら、どれほど国がうるおうのだろう。タクマ殿は造り方を知っているのだろうか?」
「あの酒を造りたいのですか? 膨大なコストがかかるのではないでしょうか?」

 王は酒を楽しむだけではなく、それを事業として行うことを考えていた。ただし、王もコラルもその造り方や予算については、想像すらできない。

「多少金がかかるのは仕方ないだろう。もしタクマ殿が造り方を知っていれば、教えてくれとお願いしてみようか」

 王はそう言うと、タクマに依頼するための条件を、コラルとあれこれ論じながら決めていく。その議論が白熱してしまったのもあって、コラルが家に戻れたのは辺りがすっかり暗くなってからだった。


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