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召喚から15年が経った
第604話 魔素に馴染んだので
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魔大陸に立派な館が出来上がり、アーダとザーラ以外の妻は全員、此処にやってきて暮らしています。
流石に王族の2人は日中は城で王族としての責務があるのでこちらに来れませんが・・・・何しろ王族は殆ど死んでいないので、どうしてもアルノルト陛下の補佐を2人が中心になって行わないといけないらしく・・・・生き残った数人のいとこもそれぞれ要職についている・・・・その代わり、夕方から朝にかけては子供と共にこちらで寝泊まりしています。
何せこの濃度の魔素。これに慣れておいた方がいいだろうとの事。
なので今は魔大陸の館は少し離れた場所に改めて建てているんです。
今回は2階建て。
周囲の木々の高さ以下になるよう計算されており、実際は地面を掘って1階は半地下状態です。
尤も雨が降っても問題ないように、掘った周りは周囲の地面より土を盛ってこの半地下が水没しない工夫をしています。
ただ万が一の場合も魔道具であっという間に水を汲み上げられるそうです。
何せ魔素が濃すぎて魔道具が水を吸い込む勢いが凄いんだそう。
そしてこの頃にはポチが再び魔大陸にやってきていました。
当初原因がわからず撤退したポチですが、原因が濃すぎる魔素とわかればそれなりに対処のしようもあるようで、再びやってきました。今度は低空で。
ポチも最初は濃すぎる魔素に苦労していたようですが、ある程度馴染んで落ち着いています。
そしてフェンリルとガルムもゲートで此処にやってきています。子供も引き連れてやってきたこの魔獣、今は魔大陸の館の周囲をしっかり守ってくれています。
そして時折魔大陸の奥へ得物を求めて移動している様子。
どうやら周囲1000キロほどは人に害をなすような生き物は見受けられないとの事。
でもそうだとしたらこの深い森は本当に周囲には生命反応がないのかな?
そう思ったんだけど、魔物が居ないだけで、普通に獣はいるとの事。
但し基本は小動物。それも魔素の影響をほとんど受けない種族がいるようで、そう言った獣がこの森を支えているのだとか。でも見かけないけど?
「あの子たちはねえ、臆病すぎててえ、人の臭いの届かない場所まで逃げちゃうのよお?だからこの周囲にはあ、もう居ないわよお?」
だから1000キロほど見かけないとフェンリルが言ってるんだ。
そう言った感じで過ごしていると、フェンリルが何かを見つけたようで戻ってきて報告してくれました。
【明らかに異質な何かがあった。恐らくは建造物だ。だが我にはさっぱり見当がつかなかった。】
何だろう?
「なあ早起、フェンリルの言っている方向に何かあるのかい?」
「知らないわねえ?私もお、父の住んでいた城とその周囲以外興味ないというかあ?」
一度そこを目指して移動してみようか?
流石に王族の2人は日中は城で王族としての責務があるのでこちらに来れませんが・・・・何しろ王族は殆ど死んでいないので、どうしてもアルノルト陛下の補佐を2人が中心になって行わないといけないらしく・・・・生き残った数人のいとこもそれぞれ要職についている・・・・その代わり、夕方から朝にかけては子供と共にこちらで寝泊まりしています。
何せこの濃度の魔素。これに慣れておいた方がいいだろうとの事。
なので今は魔大陸の館は少し離れた場所に改めて建てているんです。
今回は2階建て。
周囲の木々の高さ以下になるよう計算されており、実際は地面を掘って1階は半地下状態です。
尤も雨が降っても問題ないように、掘った周りは周囲の地面より土を盛ってこの半地下が水没しない工夫をしています。
ただ万が一の場合も魔道具であっという間に水を汲み上げられるそうです。
何せ魔素が濃すぎて魔道具が水を吸い込む勢いが凄いんだそう。
そしてこの頃にはポチが再び魔大陸にやってきていました。
当初原因がわからず撤退したポチですが、原因が濃すぎる魔素とわかればそれなりに対処のしようもあるようで、再びやってきました。今度は低空で。
ポチも最初は濃すぎる魔素に苦労していたようですが、ある程度馴染んで落ち着いています。
そしてフェンリルとガルムもゲートで此処にやってきています。子供も引き連れてやってきたこの魔獣、今は魔大陸の館の周囲をしっかり守ってくれています。
そして時折魔大陸の奥へ得物を求めて移動している様子。
どうやら周囲1000キロほどは人に害をなすような生き物は見受けられないとの事。
でもそうだとしたらこの深い森は本当に周囲には生命反応がないのかな?
そう思ったんだけど、魔物が居ないだけで、普通に獣はいるとの事。
但し基本は小動物。それも魔素の影響をほとんど受けない種族がいるようで、そう言った獣がこの森を支えているのだとか。でも見かけないけど?
「あの子たちはねえ、臆病すぎててえ、人の臭いの届かない場所まで逃げちゃうのよお?だからこの周囲にはあ、もう居ないわよお?」
だから1000キロほど見かけないとフェンリルが言ってるんだ。
そう言った感じで過ごしていると、フェンリルが何かを見つけたようで戻ってきて報告してくれました。
【明らかに異質な何かがあった。恐らくは建造物だ。だが我にはさっぱり見当がつかなかった。】
何だろう?
「なあ早起、フェンリルの言っている方向に何かあるのかい?」
「知らないわねえ?私もお、父の住んでいた城とその周囲以外興味ないというかあ?」
一度そこを目指して移動してみようか?
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