はずれスキル「ゴミ強化」で、ゴミ扱いされて追放された俺が鬼強化された。実家から帰ってきてほしいと言われたけどもう遅い。

「――あなたのスキルは、“ゴミ強化”です」


 レノックス公爵家の跡取りとして、大勇者になるため育てられてきたレイ・レノックスだったが、
 18歳の神託で授かったのは、ゴミのステータスを10倍にする“ゴミ強化”と言う外れスキルだった。

 ――お前のような<ゴミ>は我がレノックス家にはいらん。

 レイは父親からそう言われて実家を追放される。

 しかし、レイとそのスキルが“ゴミ扱い”されたことで、スキルの力そのものが“ゴミ強化”で10倍になり、
 10倍×10倍で100倍の強化スキルになる。

 これによりレイのステータスは100倍に。
 しかも<ゴミ>扱いされたものに“ゴミ強化”を使うと、全てのステータスが100倍になりとんでもない魔法具になってしまう。

 そしてレイは、クワガタと人間のキメラの奴隷少女、淫乱すぎてゴミ扱いされた聖女とパーティーを組み、
 気がつけば大勇者への道を駆け上がっていた。


 一方、レノックス家を継いだのは、“神聖剣”のレアスキルを手に入れた異母弟のグラッブだったが、
 努力もせず才能もない彼が後継者になったことで、レノックス家は没落していくことになる。
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