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子供たちへ
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ごめんね
小説家になろうの作品
貴方たちに残してあげようと思って
書いたものでした。
もう、読めないね。
本当にごめんなさい。
娘へ
早く、定期的に養護施設に預けている子供に逢えるといいね。
病院に定期的に行けるようになるといいね。
祈っています。
娘のだんなさんへ
不出来な娘ですが、貰ってくれてありがとうございます。
これからもよろしくおねがいします。
息子へ
病院は毎週行けるようになったから、
よかったね。
お風呂も、週に2回くらいは入れるようになるといいね。
二人をネグレクトしてしまったけど、
恨み言一つ言わないで
許してくれてありがとう。
あの時、息子であるあなたは
中学生、娘は、小学一年生。
パパもいなくなって、
二人で生活するのは大変だったでしょう。
二人とも、メンヘラーになってしまったけど、
明るく笑ってくれて救われます。
結局、何も残してあげれないかもしれないけど、
ママが死んだ後に、
この文章を見つけてくれたら嬉しいかな。
そのためにも、今度はID削除されないように
気をつけます。
ママはあなたたち3人が大好きです。
娘ともう何年も会ってないけど、
いつか元気になって逢えたら嬉しいな。
おなべのふたを開けると、
もうもうと白い湯気が立ちます。
一緒に食べられないかもしれないけど、
今年も御節を作っています。
いつここに来てもいいように、
準備だけはしておきたいな。
いつか、みんなでお祝いできたら嬉しいね。
ママも早くパニック治して、
逢いにいけたらいいな。
それでも、今こうして
あなたたちのことを思って、
手紙を書けていることが
奇跡だと思います。
アルコール依存症で、
生きることも死ぬこともできなかったのですから。
覚えていますか。
お酒をやめていたときに、
みんなで原宿いって、
ご飯を食べるところが
どこも混んでいて
たまたま入った居酒屋さんで、
貴方たちが泣きそうになったこと。
ママは、ルイベを頼んだのに、
あなたたちは、ビールを頼んだと
勘違いしたんですよね。
そのくらい、あなたたちは、
いつもいつも怖かったんですよね。
ママがいつまた、飲んじゃうのか、
ご飯を食べる時も、
お風呂に入る時も、
小さなことでびくびくしていたのでしょうね。
だから、壊れちゃったんですよね。
ママが奇跡のように治ったのは、
もうそんな想いを
貴方たちにさせたくないと神様が思われたのかもしれません。
だって、あなたたちは何度も何度も
養護施設に預けられたのですから。
毒親でごめんなさい。
生まれてきてくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。
小説家になろうの作品
貴方たちに残してあげようと思って
書いたものでした。
もう、読めないね。
本当にごめんなさい。
娘へ
早く、定期的に養護施設に預けている子供に逢えるといいね。
病院に定期的に行けるようになるといいね。
祈っています。
娘のだんなさんへ
不出来な娘ですが、貰ってくれてありがとうございます。
これからもよろしくおねがいします。
息子へ
病院は毎週行けるようになったから、
よかったね。
お風呂も、週に2回くらいは入れるようになるといいね。
二人をネグレクトしてしまったけど、
恨み言一つ言わないで
許してくれてありがとう。
あの時、息子であるあなたは
中学生、娘は、小学一年生。
パパもいなくなって、
二人で生活するのは大変だったでしょう。
二人とも、メンヘラーになってしまったけど、
明るく笑ってくれて救われます。
結局、何も残してあげれないかもしれないけど、
ママが死んだ後に、
この文章を見つけてくれたら嬉しいかな。
そのためにも、今度はID削除されないように
気をつけます。
ママはあなたたち3人が大好きです。
娘ともう何年も会ってないけど、
いつか元気になって逢えたら嬉しいな。
おなべのふたを開けると、
もうもうと白い湯気が立ちます。
一緒に食べられないかもしれないけど、
今年も御節を作っています。
いつここに来てもいいように、
準備だけはしておきたいな。
いつか、みんなでお祝いできたら嬉しいね。
ママも早くパニック治して、
逢いにいけたらいいな。
それでも、今こうして
あなたたちのことを思って、
手紙を書けていることが
奇跡だと思います。
アルコール依存症で、
生きることも死ぬこともできなかったのですから。
覚えていますか。
お酒をやめていたときに、
みんなで原宿いって、
ご飯を食べるところが
どこも混んでいて
たまたま入った居酒屋さんで、
貴方たちが泣きそうになったこと。
ママは、ルイベを頼んだのに、
あなたたちは、ビールを頼んだと
勘違いしたんですよね。
そのくらい、あなたたちは、
いつもいつも怖かったんですよね。
ママがいつまた、飲んじゃうのか、
ご飯を食べる時も、
お風呂に入る時も、
小さなことでびくびくしていたのでしょうね。
だから、壊れちゃったんですよね。
ママが奇跡のように治ったのは、
もうそんな想いを
貴方たちにさせたくないと神様が思われたのかもしれません。
だって、あなたたちは何度も何度も
養護施設に預けられたのですから。
毒親でごめんなさい。
生まれてきてくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。
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