402 / 475
第9章 いつもより羽目を外した気がするの
22
しおりを挟む約二時間後──。
『やり過ぎた!』
兄の壁の中で誰も見てないのを良いことに突き進んだ結果、俺たちが我に返った時には既にやらかした後だったのは言うまでもない。
でも後悔はしてない! 俺の部屋に立派な銭湯風のお風呂場が出来たし!
えぇ、えぇ! そうですとも! 皆さん、覚えてますよね?
前にグレン兄さんの部屋に置いてみたあの部屋ですよ!
俺の中にいるらしい組立隊の皆様方が造ってくれたらしいあの銭湯風のあの部屋ですよ。
それを大改造してまず兄が一回り大きくしてくれた。
その四人でも楽に入れる桧の浴槽の底にwarmの方のドライヤーの魔石(小豆粒サイズ)を等間隔で埋め込み、ジャグジーバス。
それよりも少し大きめ(枝豆サイズ)の石を壁に2つほど埋め込んでジェットバス。
そしてそして浴槽に椅子みたいなのを一つ作って黄色の小さな屑石を四つほど埋め込んだピリピリ感が楽しいパルスバス。つまりは電気風呂。
温度調整はできないが誰でも楽にお湯が出せるようになったので気にしない。
しかしグレン兄さんと姉の温度調整が大変素晴らしいので水属性には叶わない様です。
二人に関しては湯の中に入りながらも微調整できるもんね、仕方ない。
でもこのやらかし風呂がパパ達にバレないようにフ・クセイさんに預けるけどね!
いや、だってお父さんと兄と姉も欲しいと希望したんだもん!
みんなで作ったからそもそもな話、元は俺のものでも改造後は俺のものではないし!
それ以外にもお風呂の他に露天風呂風。
ロウリュウだっけ? それもできるタイプのサウナに熱さが柔らかいミストサウナ。
お父さんと姉が主体の近代的なシャワールーム。
なんて説明したらいいのかな。
……あ、食洗機みたいな感じ! 中に入ったら色んな方向から水が出てきて綺麗にしてくれるイメージって言うのかな。
それ以外にも小型の温室に改良した洗濯&乾燥室。
そりゃぁ、いっぱいいっぱい、いーっぱい作ったんだYO☆
怒られる? いや、本望です!
「ねーねー、姉たちが乗ってきたトロッコさぁ、電気と言うか雷属性は流石に危ないと言うか危険かもしれないから風の力で前に進まないかなぁ」
おぉ、いーねーとこれまた悪のりをし、ぷら○ールに似たトロッコ模型を作りました。
魔石に注いだ魔力が切れると停止するので区間往復になりそうです。
山手線みたいに循環は無理そうだと言うのがわかった。
兄たちが向こうに戻るときに実験をするそうです。
ダメだったら兄の力でリニアモーターカーを作るしかない!
どちらにしても停まるときが課題なんだけどね。
怒られる? いやいや本望なのっ!
だが俺達が正座をする未来は刻一刻と迫ってたのは言うまでもない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3,527
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる