妻が森で幼女を拾い、我が家の養女に迎えました。

始まりの日

幼女と妻と夫

 とりあえず、今は意識がないので動かして大丈夫か確認する。この時期にしてはかなりの薄着で所々黒い染み、多分血の跡かなや元の服の色が分からないほど薄汚れていボロボロになっていた。
 外傷は足首の捻挫ねんざに擦り傷にトゲが何本か足に刺さって膿になっている。かなり痛々しげだ片目には包帯が巻いてあり、上がら魔方陣が施されていた。解けなくはないが、本人の意思が絶対に必要らしい。かなり緻密になられた魔方陣だ。頭にそれといった外傷がないことから、動かして大丈夫だろう。念のため、鑑定してみた。栄養失調による体の退化とマナ欠乏症に陥ってた。
 速く、介抱しないとこの幼女は助からない。
「急いで、屋敷に帰るぞ！！ユリア準備してくれ！！」
「わかったわ！！」
 やはり、伊達に母親歴は長くない。ユリア即座に出発の準備を始めた。
 
 "マナ欠乏症"とは、体の中にある魔力を貯めているところで、鍛えたることにより、消費％を減らすことが出来る機関のことを指す。通常は100％表示される。そこから20％以下に落ち込んだ場合になると生命に危機が生じたと言うことで、体が無意識に活動を停滞していく現象のことを指す。また、マナ欠乏症は普通に生きている場合にも使うので適度の休憩や食事、給水などを怠った場合にも症状が現れる。主に魔術や精霊魔法妖精魔法に多く、大概は魔法でもなりうる。
 "魔法"とは外に向かって大気中、水中や地中等に含まれる自然マナと体内のマナと交換しそれに対する現象を言う。なので、魔法には体への負担はほとんどない。
"魔術"とは自分のマナを使いつつ自然マナを大量に使い自然が消滅仕掛けるので今は廃れた宗派である。
"精霊と妖精"とは、契約妖精か精霊に自身のマナを与えてそれを糧に魔法を使う。魔術との違いは自然を壊す壊さないかの違いだけだ。

 今回は、どちからというと栄養失調が原因だと思われる。非常に不味い状況なので急ぐとする。

 空が慌ただしく何かが飛んだ。速すぎてから銀色の何か大きな影が過ぎ去っていく。