離縁書を渡した翌日、旦那様が記憶を失いました

愛のない政略結婚。
冷えきった夫婦関係の末、ようやく離縁を決意した翌日。
夫が事故で記憶を失い、なぜか“妻を愛していた頃”まで戻ってしまった。

これまで一度も向けられなかった優しい眼差し。
触れられたことのない熱。
欲しかったものが、もう手放そうとした瞬間にだけ差し出される。

けれど彼が思い出していないのは、ただの結婚生活ではない。
彼が彼女を憎むようになった、決定的な誤解と陰謀の四年間でもあった。

これは、遅すぎた初恋のやり直しではない。
壊れた夫婦が、過去ではなく“今の自分の意思”でもう一度愛を選び直す物語。
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