病弱少女の影に棲む俺は、どうもこの子に執着されているらしい

影は、光に殺される。
通り魔に刺されて死んだ元ヤンの俺――カゲレナは、異世界で“影”として目を覚ました。最悪な宿主は奴隷商人。そこを逃げ出した先で転がり込んだのは、毒で命を削られた病弱令嬢セレナの足元だった。

なぜか俺が彼女の影に入り込むと、少しだけ呼吸が楽になる。
だが、屋敷にはセレナをじわじわ殺そうとする毒と、普通ではない“影”が潜んでいた。

ようやく見つけた安住の地を守るため、俺は病弱令嬢の命を拾う。
これは、死に損ないの令嬢に取り憑いた“影”が、やがて影の大精霊へと成り上がっていく物語。
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