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第8章 継母と継子
第228話 黒い塊
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「あ、アンジュ?!?」
ベンジャミンはそれだけ言うと口を開けたまま硬直した。
「さっきアンジュが先触れも寄越さず、急に来たんだけど『正面玄関からは申し訳なさすぎて入れない』って訳わかんないこと言うから困ったヨハンがエレンを呼びに来たんだ(°▽°)」
「も、も、も、も、も、も、も」
黒い塊、改めアンジュ・グランデルはガタガタ震えながら小さい声で言った。
「アンジュ、『申し訳ありません』っていいたいんだろうけど、何に対して謝っているかわからない謝罪は無意味だよ( ´_ゝ`)
とりあえず窓の下に貼り付かれてても迷惑だから中に入りなよ( ´_ゝ`)」
「わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ」
「『私なんかがテオドアール家の敷居を跨ぐなんておこがましい』って??( ´_ゝ`)??
じゃあ敷居じゃなくて窓枠ならいいんじゃない?( ´_ゝ`)?
ベンジャミン、呆けてないでアンジュ持ち上げてあげてよ( ´_ゝ`)
エレンは大丈夫だから( ´_ゝ`)」
エレンはそう言って、アンジュを見つめたまま時が止まったベンジャミンの両手からずるずる下にずり落ちた。
「ゲホゲホ。
はぁ、エレンからの手紙を読んでとにかく飛び出してきたってとこかな?
アンジュ様は確かにベンジャミンがさっき言ってたとおり、時々とんでもない行動力を発揮するよね。」
「エレン様すごいですーー。
アンジュ様の言いたいことがよくわかりますねーーー。」
窓に向かって叫び始めたエレンを見て途中からなんとなく察しがついていたウィルとバークレーはのんびりしたものだった。
ベンジャミンはそれだけ言うと口を開けたまま硬直した。
「さっきアンジュが先触れも寄越さず、急に来たんだけど『正面玄関からは申し訳なさすぎて入れない』って訳わかんないこと言うから困ったヨハンがエレンを呼びに来たんだ(°▽°)」
「も、も、も、も、も、も、も」
黒い塊、改めアンジュ・グランデルはガタガタ震えながら小さい声で言った。
「アンジュ、『申し訳ありません』っていいたいんだろうけど、何に対して謝っているかわからない謝罪は無意味だよ( ´_ゝ`)
とりあえず窓の下に貼り付かれてても迷惑だから中に入りなよ( ´_ゝ`)」
「わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ、わ」
「『私なんかがテオドアール家の敷居を跨ぐなんておこがましい』って??( ´_ゝ`)??
じゃあ敷居じゃなくて窓枠ならいいんじゃない?( ´_ゝ`)?
ベンジャミン、呆けてないでアンジュ持ち上げてあげてよ( ´_ゝ`)
エレンは大丈夫だから( ´_ゝ`)」
エレンはそう言って、アンジュを見つめたまま時が止まったベンジャミンの両手からずるずる下にずり落ちた。
「ゲホゲホ。
はぁ、エレンからの手紙を読んでとにかく飛び出してきたってとこかな?
アンジュ様は確かにベンジャミンがさっき言ってたとおり、時々とんでもない行動力を発揮するよね。」
「エレン様すごいですーー。
アンジュ様の言いたいことがよくわかりますねーーー。」
窓に向かって叫び始めたエレンを見て途中からなんとなく察しがついていたウィルとバークレーはのんびりしたものだった。
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