転生先が、十年後に処刑される予定の幼女!
「――天使が降りてきたのかと思いました」
六歳のクローディアは日々教育係に虐げられ、誤解により家族から冷遇される日々を送っていた。
とはいえクローディアのメンタルは強かった。
それなりに楽しく過ごしていたある日、前世を思い出して自分がいずれ処刑される悪役、クローディアであることに気づく。
そんなクローディアを、いずれ自分を処刑する王太子が救ってくれたのだけれど。
せっかく美貌もお金もある公爵家に生まれたのだから処刑は回避して人生を楽しみたい強メンタル令嬢と、
何故か自分の本性を見抜いているらしい公爵令嬢を手放したくない腹黒王太子の短編です。