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義母や異母妹に虐げられて暮らす引きこもり令嬢のソフィアは、日々母親の形見の本を手に薬作りに勤しんでいた。
そんなある日、いつものように目覚めたら稀代の悪女と名高い公爵令嬢、ヴァイオレット・エルフォードになっていた。
「殿下の婚約者に無体を働くなど、馬鹿な真似を」
そう言ってソフィアに厳しい眼差しを向けるのは、美しい騎士のクロードだった。
ヴァイオレットの婚約者候補だという彼は、ヴァイオレットを心から嫌っているようで。
「投獄されてしまったけれど、どうしよう…」と途方に暮れつつも、食事は三食もらえるし、暖かいお部屋で好きなだけ薬作りをしてもいい。それに自分を嫌っているクロードは毎日美味しいお菓子を持ってきてくれる。
「ここが牢獄……!?」と牢獄生活を満喫するソフィアだが、生家であるオルコット伯爵家はとんでもないことになっているようで――。
他サイトにも投稿しています。
文字数 62,178
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.04.30
「俺を欺いた罪を贖ってもらう」
稀代の大魔術師であるディアナは、ある日理由ありの依頼を受けてボロボロで囚われていた少年・ラスターを助ける。
「この天才大魔術師ディアナ・フィオリアルが、あなたの師匠となってあげましょう!」
そう言って弟子にしたラスターを日々こき使いながらも平和に暮らしていたディアナは、ある日刺客に襲われ、ラスターを守り通して亡くなった。
……筈なのだけれど、私はどうやら転生していたらしい。
今度は治癒の力を持つ、精霊士リディアとして。
かつての弟子は今や二十七歳の立派な大人となっていて、英雄として名を馳せているようだ。鼻が高い。
立派に弟子が育った今前世の心残りもないし、今世はちょっと優秀な精霊士として平凡に暮らしましょう!
……と思ったのに、何故か記憶を取り戻した瞬間に現れたラスターに「俺を欺いた罪を償え」と嫌がらせに求婚された。
屋敷につくと、そこは至れり尽せりの楽園が広がっていて。
ずっと好きだった師匠が目の前で亡くなってヤンデレと化した口下手な尽くし系ヒーローと、
常識を教え忘れたから復讐の意味がわからないのかしら…?と疑問に思いつつも弟子には復讐心を捨てて幸せになってもらいたいなあと地雷を踏み続けるヒロインの話です。
他サイトでも公開しています。
※タイトルをたびたび変えるかもしれません。
文字数 74,519
最終更新日 2022.05.05
登録日 2022.04.01
恋をするまで、死ぬことができない。
そんな魔術をかけられた、ある後悔を抱える傾国の美女と、
そんな彼女を大好きで仕方ない稀代の魔術師が一緒に島暮らしをする話。
文字数 9,275
最終更新日 2022.02.19
登録日 2022.02.19
「婚約を破棄してほしい」
そう言われた瞬間、前世の記憶を思い出した私。
前世社畜だった私は伯爵令嬢に生まれ変わったラッキーガール……と思いきや。
父が亡くなり、母は倒れて、我が伯爵家にはとんでもない借金が残され、一年後には爵位も取り消し、七年婚約していた婚約者から婚約まで破棄された。最悪だよ。
使用人は解雇し、平民になる準備を始めようとしたのだけれど。
え、塊肉を切るところから料理が始まるとか正気ですか……?
その上デリバリーとテイクアウトがない世界で生きていける自信がないんだけど……この国のズボラはどうしてるの……?
あ、お弁当屋さんを作ればいいんだ!
能天気な転生令嬢が、自分の騎士とお弁当屋さんを立ち上げて幸せになるまでの話です。
文字数 8,500
最終更新日 2021.07.27
登録日 2021.07.27
ーー例え彼女が吸血鬼でも、俺は彼女を愛するだろう。
吸血鬼の末裔と囁かれる女王が治める、恐怖の島国ヴラド。
祖国を守る生贄となるため、アビニアの王子であり、騎士団長のジークフリートはヴラドに降りたった。
恐ろしい筈の美しき女王アメリアに、ジークフリートは一目で惹かれる。
彼を生贄にはせず、丁重にもてなす彼女が吸血鬼とは思えない。
手紙や夜の密会で、少しずつ距離を縮めていく二人。
抑えられない恋心に、ジークフリートは彼女に求婚することを決める。
しかし彼女には、秘密があった。
どんなに相手を好きになっても、けして彼とは結ばれない。
※旧タイトル 女王陛下と生贄の騎士です。
※R15、残酷描写は保険です。
吸血鬼が題材のため、血を想起させる表現が少しあります。コメディ調ではありますが、苦手な方はお気をつけください。
他サイト様にも投稿しています。
文字数 30,494
最終更新日 2021.05.19
登録日 2021.05.10
一話抜けておりました。
最後までお読みくださった方、申し訳ありません!
不協和音(side橘)、追加しております!
※タイトル変更しました。
旧:離れゆくあなたに、捧げられるものは自由
「はるか西の国では、男が女の指に輪を巻き、永遠の愛を誓うんだ。ずっと一緒にいられるように」
そう言って私の手を取り、指に蛇の抜け殻を巻いた彼の言葉は嘘だった。
大公家の父と、妾の母の間に生まれ蔑まれてきた桜の救いは、幼馴染の橘だった。
しかし、その橘も桜を蔑み「もう会わない」と告げられてしまう。
二度と誰にも蔑まれない、傷つけられない地位に昇りつめるため、桜は皇后を目指すことにした。
皇后候補の四人の姫の一人に選ばれた桜だが、自分の近衛武士に選ばれたのは自分を蔑み嫌った初恋の相手・橘だった。
自分に忠誠を誓い、桜が皇后になるため手を尽くす橘に再び心を惹かれる桜。
しかし彼は、桜が皇后になることを願っている。
だからこの恋は、一生叶うことがない。
すれ違いからお互い嫌い合ってると思い込み、贖罪のために奮闘する幼馴染の男女がハッピーエンドを迎えるまで。
※平安「風」ファンタジーです。顔も見せるし名前も呼びます。
文字数 81,325
最終更新日 2021.04.24
登録日 2021.03.03
公爵家次男のアーサーと次期女王となる第一王女エリザベスは仲の良い幼馴染だった。
エリザベスは幼い頃から兄が好きだった。
そんな彼女への思いをずっと秘めているアーサーは、彼女が新しい恋をしても応援しようと決めていた。
一途×一途です。
砂糖吐くだけの甘い話です。すれ違いは薄めです。
「婚約破棄され、娼館にて」
「婚約破棄の十分前に、前世を思い出しました」
のスピンオフとなりますが、読まなくても全く問題ないです!
文字数 6,246
最終更新日 2021.02.13
登録日 2021.02.13
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