深淵の魔女は奴隷の少年を愛し、ドロドロに愛される。
軍事国家・ドミニアは、近隣諸国に「絶対的な脅威」とまでに恐れられる大国。首都・バリンに住まう国民の大半が軍に従事し、弱者は切り捨てられ、強者は崇高の対象という、圧倒的なまでの実力主義。しかし、まことしやかに囁かれている噂がある。武勲をあげるその裏側には、軍組織に使役される戦闘集団がいるのだ、と。
ある日、近隣の村で紛争が起きたと聞いた魔女は気まぐれに様子を見に行く。その先で、奴隷の少年を拾ったことから2人生活が始まった。
魔女は、少年に勉学を教え、常識を説き、愛を与えた。少年の魔女を見る目は徐々に熱を帯びたものになっていき…。
夜永(よなが)
人間の不幸を吸うことで何百年もの時を孤独に生きる魔女。
人の寄り付かない、魔獣の蔓延る深淵の森に住む。
東国生まれのため、名前の綴りはこの国では使われない文字を書く。
ノア
国家の犬として死と隣り合わせの人生を送る戦闘用奴隷。
従属の首輪の力に抑圧され、使い捨ての道具として色のない世界で生きてきた。
不遇な自覚がなく、自身に興味もないため非常に純粋。
ある日、近隣の村で紛争が起きたと聞いた魔女は気まぐれに様子を見に行く。その先で、奴隷の少年を拾ったことから2人生活が始まった。
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