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亡国王子、温泉を堪能する 3
しおりを挟むカポーンと獅子脅しの音がする。チョロチョロチョロチョロ…カポーン!
何故だ。何故庭でもないのに獅子脅し。チョロチョロだけで良いんだよ?熱いお湯が飛び散っちゃって怖いよ。
さてフィアツェンさんと温泉にやってきたわけだが、さくっと脱いで湯船に……
「……ひあてんさん?」
何故かフィアツェンさんはあっちの方向を向いていた。えっ、なに?その『見てませんよ』アピール!?
「いやその…見てはならないもののような…」
ええ~…いまさらぁ?
だって俺が芋虫状態に時にお世話してくれたのフィアツェンさんじゃない?
「あの時はアールツナイを性的な目では見ていなかったからな」
……うん。じゃあ今はそういう目で見てるってことね?はいはい有罪。お巡りさんこっちです。
「おんせんははだかのつきあいです。むらむらしてはいけません。さあ、いきましょう!」
てててっと走り出した俺をフィアツェンさんが慌てて追いかける。っていうか、脱ぐの早くない!?
「アールツナイ!初代の資料では『おんせん』は走ってはならんと書いてあったぞ?」
「むにゃあ?!」
あえなく捕獲。むむう…初代さんめえ…!
「『かけゆ』をして入れと記されていたのだが、『かけゆ』とは?」
「ゆぶねにはいるまえに、おゆでちょこっとからだのよごれをおとします。わきのしたとか、こかんとか、あしとか」
「股間…」
どこ見てるのさ、フィアツェンさんっ!?
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風邪…だいぶ良いような悪いような……
のんびりゆっくり更新します_(:3 」∠︎)_
応援ありがとうございます!
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