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亡国王子、ホラーな求婚を断る 2
しおりを挟むああ~、テステス、一花姉?これどういうことぉ!?デウスお兄さん!俺を悪意から守るって言ってくれなかったっけぇ!?
『(ふくく…!)…ご……ごめんね?フロウラリアが「そのほうが面白い」って言うから…』
…ちょ!?笑ってる!?笑ってるよねぇ!!
『悪意じゃないわぁ!だって『好意』ですもの!あー、愛し合う2人に横槍が入るトラブル美味しすぎてご飯が何杯でもいけちゃうわあ!』
一花姉…あなたが敵か…!
『……でもねえ?私、ボーイズラブは好きなんだけど、勘違い女と逆ハーレムは嫌いなの。一途なNLロマンスは好きなんだけど!』
どういうことぉ!?
『さ、二葉ちゃん?自分はフィアツェンと愛し合ってるから嫁はいりませんオストハウプトシュタットにも帰りません気持ち悪いんだよダァホ!……って言ったら、お姉ちゃんこいつら追い出してあげるわぁ』
な…難易度高いよ…!
……ねえ、一花姉?
『うん?』
あのさ?
『うん』
オストハウプトシュタットの王様って、ほんとに『アールツナイ』くんのお父さん?
『………そうよぉ?エーデルハウプトシュタットの第五王子アールツナイは、オストハウプトシュタットの大聖女ペルセポネとフィーリプ・デアドゥムリング・オストハウプトシュタットの子供。遺伝子上は間違いないわぁ』
「…………そっか…」
じゃあ、俺の2番目のお父さんだよね?
応援ありがとうございます!
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