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32.私と家族と立花家
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「それにしても…高校といい大学までウチから遠いとは……。
通うのが大変そうね?」
お母さんがサラリと言ったこの言葉
そう……だよね。
大学と高校はほぼ同じ位置にあるからこの家からは一時間かかる。
忘れていた訳じゃないけど……立花家から通う
なんて理想も、考えていたなんて、、お母さんには言えないなぁ、、、
「そうだね……。
まぁ私の実力でK学院大学に行けるかは分かんないけど、、」
「大丈夫じゃない?心は成績優秀だもの」
話題を変えて、私の考えを悟られないようにした。
それから、お母さんから聞いた話だと沙耶とお兄ちゃんは別々に帰国して
今年の年越しは家族四人で過ごすんだって。
去年は……と、言うよりも今までとは違う年越しになりそうだなぁって思ったら
なんだかとっても、楽しみになった。
お母さんと二人で過ごすのは久しぶりだし
お母さんのご飯も美味しい。
会話は楽しいし、会話の端々から私を気にかけていた事も感じるし……。
私がいるべき場所は、ここなんだろうって、強く思う。
だけど、
だけど、、、
寝る前にスマホを見たら立花家の兄弟+私のグループLINEがすごい未読の数になっていた。
そのほとんどが明くんなんだけど………
今、立花家にいるみたいな、、
そんな、状況が目に浮かぶような内容が延々と綴られていた。
立花家も、私がいるべき場所………なんだと思っちゃう私がいた。
通うのが大変そうね?」
お母さんがサラリと言ったこの言葉
そう……だよね。
大学と高校はほぼ同じ位置にあるからこの家からは一時間かかる。
忘れていた訳じゃないけど……立花家から通う
なんて理想も、考えていたなんて、、お母さんには言えないなぁ、、、
「そうだね……。
まぁ私の実力でK学院大学に行けるかは分かんないけど、、」
「大丈夫じゃない?心は成績優秀だもの」
話題を変えて、私の考えを悟られないようにした。
それから、お母さんから聞いた話だと沙耶とお兄ちゃんは別々に帰国して
今年の年越しは家族四人で過ごすんだって。
去年は……と、言うよりも今までとは違う年越しになりそうだなぁって思ったら
なんだかとっても、楽しみになった。
お母さんと二人で過ごすのは久しぶりだし
お母さんのご飯も美味しい。
会話は楽しいし、会話の端々から私を気にかけていた事も感じるし……。
私がいるべき場所は、ここなんだろうって、強く思う。
だけど、
だけど、、、
寝る前にスマホを見たら立花家の兄弟+私のグループLINEがすごい未読の数になっていた。
そのほとんどが明くんなんだけど………
今、立花家にいるみたいな、、
そんな、状況が目に浮かぶような内容が延々と綴られていた。
立花家も、私がいるべき場所………なんだと思っちゃう私がいた。
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