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168.閑話とあるスーパーでの情景4
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上位魔人討伐とオニヤの出現情報で
瞬く間に多くのチャットルームが立ち上げられていた。
モニターの前の清涼は、その情報を読むと、
あり得ないほどに顔を歪ませていた。
震える手を何とか制御しながら、チャットに
書き込みを行った。
「佐藤さん、本当みたいだね。
ところでオニヤはパーティメンバーなの?
それとも限定なのかな?」
清涼は動揺を悟られぬように千晴から
情報を抜き出そうとしていた。
そんな駆け引きなど、全く思いもよらない千晴、
正直に全てを書き込んでいた。
「さあ、知らない。いつの間にかパーティーにいたけど。
今のところ、アルフレートやその弟ラムデールの
指導的立場というか、先生って立ち位置みたい」
「じゃ、イベ限定なんだね。
千晴、引き抜いてもいい?」
莉々子は念ため、確認を千晴にとった。
「いいというか、どういう経緯で
一緒に行動してるか分からないし。
大丈夫だと思うけど」
その文章に清涼はニヤリとした。
居場所も分かったし、ゲームの素人の佐藤なら、
莉々子を出し抜いて、自分のクランに
引き抜くのは容易だなと判断した。
気ままな剣豪のことだ、いついなくなるか
分からないと思い、クランから監視のために
数人出すことを決め、早速、指示を与えた。
莉々子も清涼もオニヤを引き抜くため、
チャットどころではないと思ったのか、
挨拶もそこそこにチャットルームから、抜け出した。
別のチャットルームにて。
「おい、莉々子。今回は俺に譲ってくれ。頼む。
代わりにイベントクリアーに協力するから」
「まあ、いいけど。
でもあのキャラって、いついなくなっても
おかしくないから、時間と労力に見合った価値があるかしら」
「そこは俺の持っているアイテムでどうにかするから。
確か噂ではレア度は低いらしいから、アレが使えるんだよ」
「もしかして、隷属の鎖?やめといた方がいいと思うけど。
オニヤを怒らせたら、とんでもないことになるわよ。
知ってるでしょ。あのクラン崩壊の話」
「あんなの眉唾もんの話だろ。
そもそもあんなクランが存在したかもあやしいだろ」
「確かに初期の頃の話だしね。
無数の神話級のアイテムにSSR×5、UR×10、LR×6、
スーパーレア以下は数知れずの廃課金者のクランを
崩壊させた話だよね。確かにあり得ないわね」
「まっ、佐藤さんに悪いけど、オニヤは頂くよ。
それにしても佐藤さんはどんだけ幸運値が高いんだよ。
上位魔人撃破にオニヤゲットとか、あり得ないだろ」
「確かにね。ちょっと驚きのペースだよね」
二人は情報交換を終え、それぞれのクランを
動かすためにチャットルームを抜けた。
瞬く間に多くのチャットルームが立ち上げられていた。
モニターの前の清涼は、その情報を読むと、
あり得ないほどに顔を歪ませていた。
震える手を何とか制御しながら、チャットに
書き込みを行った。
「佐藤さん、本当みたいだね。
ところでオニヤはパーティメンバーなの?
それとも限定なのかな?」
清涼は動揺を悟られぬように千晴から
情報を抜き出そうとしていた。
そんな駆け引きなど、全く思いもよらない千晴、
正直に全てを書き込んでいた。
「さあ、知らない。いつの間にかパーティーにいたけど。
今のところ、アルフレートやその弟ラムデールの
指導的立場というか、先生って立ち位置みたい」
「じゃ、イベ限定なんだね。
千晴、引き抜いてもいい?」
莉々子は念ため、確認を千晴にとった。
「いいというか、どういう経緯で
一緒に行動してるか分からないし。
大丈夫だと思うけど」
その文章に清涼はニヤリとした。
居場所も分かったし、ゲームの素人の佐藤なら、
莉々子を出し抜いて、自分のクランに
引き抜くのは容易だなと判断した。
気ままな剣豪のことだ、いついなくなるか
分からないと思い、クランから監視のために
数人出すことを決め、早速、指示を与えた。
莉々子も清涼もオニヤを引き抜くため、
チャットどころではないと思ったのか、
挨拶もそこそこにチャットルームから、抜け出した。
別のチャットルームにて。
「おい、莉々子。今回は俺に譲ってくれ。頼む。
代わりにイベントクリアーに協力するから」
「まあ、いいけど。
でもあのキャラって、いついなくなっても
おかしくないから、時間と労力に見合った価値があるかしら」
「そこは俺の持っているアイテムでどうにかするから。
確か噂ではレア度は低いらしいから、アレが使えるんだよ」
「もしかして、隷属の鎖?やめといた方がいいと思うけど。
オニヤを怒らせたら、とんでもないことになるわよ。
知ってるでしょ。あのクラン崩壊の話」
「あんなの眉唾もんの話だろ。
そもそもあんなクランが存在したかもあやしいだろ」
「確かに初期の頃の話だしね。
無数の神話級のアイテムにSSR×5、UR×10、LR×6、
スーパーレア以下は数知れずの廃課金者のクランを
崩壊させた話だよね。確かにあり得ないわね」
「まっ、佐藤さんに悪いけど、オニヤは頂くよ。
それにしても佐藤さんはどんだけ幸運値が高いんだよ。
上位魔人撃破にオニヤゲットとか、あり得ないだろ」
「確かにね。ちょっと驚きのペースだよね」
二人は情報交換を終え、それぞれのクランを
動かすためにチャットルームを抜けた。
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