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麻帆佳と義実家家族
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GWはバイト先が毎回忙しいのですが、今回理由が分かりました。叔父家族海外行ってますからね。「絶対に来ない」と分かっているんだそうです。だから、叔父家族に会いたくない人たちがこぞって来ていたのだとか。しかも皆さん、表向き「海外に行っている」ことになっているんだとか。
「混んでるし、仕事で行くからね。休みの日くらいゆっくりしたいわけ」
常連さんのお一人が笑いながら言いますよ。私一度も海外行ったことないんですが。ってか、行くつもりも予定もないですけど。
そんなことを話しながらも仕事をしている皆さん、ここは仕事場ですか? ってくらいの状況です。あっちで会合、こっちで会合。いいんですか? こんなところでやって。
「問題なし! ってか色々すり合わせも出来て逆にはかどる」
「お邪魔虫もいないからね! そこまで重要な話してないし」
常連さんが口をそろえて言います。そうですか。ってか、ゆっくりしてないじゃないですか。
上に立つ方って忙しいんですね。旦那様も忙しいんでしょうねぇ。しかも愛人さんまでいちゃ、私に構う時間なんてないでしょうし。
旦那様が飽きるまで私はお義母様とお義姉様と仲良く出来ればそれでいいんです。
バイト終わって戻ると、お義母様が「お風呂に入りましょう」って言ってくれました。私の体形じゃ、人前で脱ぐの恥ずかしいですが女は度胸ということで、ご一緒しました。
広すぎです。温泉のようです。お義姉様も入ってきて、女子トーク。私はそのあと宿題があるので、終わったあとにまた女子トークをしましょうということでまとまりました。
「あんたが、龍雅叔父さんの嫁さん? 夫婦らしいことなんで出来んの? このちんちくりんが」
そう言ってその方が見下ろした先は、私の胸。悪かったですね! ちっぱいですよ! 巨乳じゃなくてすいませんね。
「しかも母さんや祖母さんとばっかり話し込んで、叔父さん放置して何してんの? ってかさ、二人に媚び売って、何かしでかしたら庇ってもらうつもり?」
私はあのお二人と話をするのが好きなだけで、媚びを売ってるつもりは全くなかったです。そう取られてしまうんですね。
「言い返さないってことは事実? 財産狙いなの?」
んなわきゃないです! 私は今すぐ離婚してもいいくらいです。……住むところなくなっちゃいますけど。何とかするしかないでしょう!
「……そうきちゃう子か」
何やらおかしなことを言ってますが、私からしてみれば旦那様と結婚するのは予想外な出来事ですから!
「じゃあどうして逃げるのかな、叔父さんから」
はい? 誰が誰から逃げてると。旦那様には愛人さんがいるとおもわれるんですよ? 私関係ないですよね。
「少しはさ、夫婦らしいことしてみようとか思わないの?」
……夫婦らしいこととはいったいどんなことでしょうかね。意味わかりません。
「麻帆佳ちゃん。宿題もこっちでしちゃいなさいな」
「はいっ!」
すぱん! と甥っ子さんの頭を叩いておっしゃってくれました。ありがとうございます。
「混んでるし、仕事で行くからね。休みの日くらいゆっくりしたいわけ」
常連さんのお一人が笑いながら言いますよ。私一度も海外行ったことないんですが。ってか、行くつもりも予定もないですけど。
そんなことを話しながらも仕事をしている皆さん、ここは仕事場ですか? ってくらいの状況です。あっちで会合、こっちで会合。いいんですか? こんなところでやって。
「問題なし! ってか色々すり合わせも出来て逆にはかどる」
「お邪魔虫もいないからね! そこまで重要な話してないし」
常連さんが口をそろえて言います。そうですか。ってか、ゆっくりしてないじゃないですか。
上に立つ方って忙しいんですね。旦那様も忙しいんでしょうねぇ。しかも愛人さんまでいちゃ、私に構う時間なんてないでしょうし。
旦那様が飽きるまで私はお義母様とお義姉様と仲良く出来ればそれでいいんです。
バイト終わって戻ると、お義母様が「お風呂に入りましょう」って言ってくれました。私の体形じゃ、人前で脱ぐの恥ずかしいですが女は度胸ということで、ご一緒しました。
広すぎです。温泉のようです。お義姉様も入ってきて、女子トーク。私はそのあと宿題があるので、終わったあとにまた女子トークをしましょうということでまとまりました。
「あんたが、龍雅叔父さんの嫁さん? 夫婦らしいことなんで出来んの? このちんちくりんが」
そう言ってその方が見下ろした先は、私の胸。悪かったですね! ちっぱいですよ! 巨乳じゃなくてすいませんね。
「しかも母さんや祖母さんとばっかり話し込んで、叔父さん放置して何してんの? ってかさ、二人に媚び売って、何かしでかしたら庇ってもらうつもり?」
私はあのお二人と話をするのが好きなだけで、媚びを売ってるつもりは全くなかったです。そう取られてしまうんですね。
「言い返さないってことは事実? 財産狙いなの?」
んなわきゃないです! 私は今すぐ離婚してもいいくらいです。……住むところなくなっちゃいますけど。何とかするしかないでしょう!
「……そうきちゃう子か」
何やらおかしなことを言ってますが、私からしてみれば旦那様と結婚するのは予想外な出来事ですから!
「じゃあどうして逃げるのかな、叔父さんから」
はい? 誰が誰から逃げてると。旦那様には愛人さんがいるとおもわれるんですよ? 私関係ないですよね。
「少しはさ、夫婦らしいことしてみようとか思わないの?」
……夫婦らしいこととはいったいどんなことでしょうかね。意味わかりません。
「麻帆佳ちゃん。宿題もこっちでしちゃいなさいな」
「はいっ!」
すぱん! と甥っ子さんの頭を叩いておっしゃってくれました。ありがとうございます。
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