『命の糸は、ほどけても』
戦後の混乱の中、恋人を失い、命を宿しながらも子を手放した一人の女性、美代。
母となった娘、そして現代を生きる少女へと受け継がれていく、語られなかった「家族の秘密」。
三世代の女性たちが紡ぐ、切なくも温かな命と愛の物語。
母となった娘、そして現代を生きる少女へと受け継がれていく、語られなかった「家族の秘密」。
三世代の女性たちが紡ぐ、切なくも温かな命と愛の物語。
美代の章 ―失っても、なお愛して―
香菜の章 ―愛されたくて、生きてきた―
久美子の章 ―優等生の仮面、その裏で―
理子の章 ―受け継がれた記憶のはじまり―
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