メガネ令嬢は今日も王太子殿下の赤い糸の先を探す
「俺の初恋の少女を探してほしい」
氷の王太子にそう命じられたのは、赤い糸が視えるメガネ令嬢のわたし。
けれど探すうちに、彼を好きになってしまって——。
◇
わたし、アリス・タルボットには人に言えない秘密がある。
結ばれる運命の男女を繋ぐ「赤い糸」が視えるのだ。
分厚い眼鏡で力を封じ、王女様付きの侍女として、
こっそり王宮の恋愛ウォッチングを楽しむ日々——のはずだった。
「氷の王太子」と呼ばれるウィリアム殿下に呼び出される、その日までは。
十年前、菫畑で出会った名前も知らない少女。
当時目の見えなかった殿下が覚えているのは、彼女の声と、口ずさんでいた歌だけ。
ところが殿下の赤い糸は、なぜか途中で霞んで視えないのです。
少女を探すふたり旅。憎まれ口ばかりの殿下がふと見せる不器用な優しさに、
わたしの心は少しずつ傾いていく。
(初恋の相手が、見つからなければいいのに)
——いけない。わたしは殿下の初恋を叶えるために、ここにいるのに。
霞んだ赤い糸の先には、いったい誰がいるのでしょうか。
氷の王太子×メガネ令嬢。じれったくて甘い、初恋の物語。完結済み。
氷の王太子にそう命じられたのは、赤い糸が視えるメガネ令嬢のわたし。
けれど探すうちに、彼を好きになってしまって——。
◇
わたし、アリス・タルボットには人に言えない秘密がある。
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分厚い眼鏡で力を封じ、王女様付きの侍女として、
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