復讐で贖罪で、愛
「あなたの夫になる男の、息子です」
結婚式開始15分前に出会った翠《すい》と志雄《しゆう》。
「こんな結婚、誰も幸せになれない」
志雄の哀れみの目を真っ直ぐ見返して、翠は言った。
「なるわ、幸せに」
二年後、夫を亡くした翠は、両親を亡くした志雄と共に暮らし始める。
家族を亡くした者同士の家族ごっこ。のはずだった。
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